- 2012年1月29日 15:02
月曜は前週末に76円台に落ちたUSDが77円台を回復して始まった。
小林氏の予想は例によって架空の高値からの売りだった。
ここ何年かのUSDの下落でトレンドラインは当たり前だが右が下がっている。
一時的な値の上昇時にはトレンドラインをわずかに上回ったことはあったが、やがて又押し戻された。
勿論永久に下がり続けることはないのだが、それがあたかも永久に下がり続けるかのような値動きであるのも事実だ。
そして、下がり続ける週足トレンドラインに値の動かないUSDがぶつかろうとしている。
トレンドラインは77円後半にあるが、勿論それは日ごとに下がってきている。
日足の基準線は77円前半、雲は77円半ばと魑魅魍魎がうごめく状態なのだ。
動きがあったのは火曜の欧州時間だ。
CTAの買いがあったとされるのだが、ゆっくりと77円から上昇をはじめた。
NY時間には77円台半ばを超えて上昇した。
77円台半ばには集めのストップがたまっていたといわれ、それを巻き込みながらの上昇となった。
ちなみに小林氏の予想は売りで、ストップに引っかかった。
私はと言えばここのところの値動きの無さ故リアルタイムに値動きすら見ておらず、手も足も出ない状態だった。
しかし久々の値動きで面白い一日だった。
テクニカル的には壁を突破出来ないと見る人が多かったようで、しかし自称プロの相場屋氏は小林氏同様77円台からの売りを指示しておきながら急上昇後には「思った通りの上昇になった」なんて言っていた。
魑魅魍魎のエリアは突破したが、再び押し戻されるのかどうか。
安定的にこのラインを上抜けていくと、ますます面白くなってくる。
水曜日の東京時間は78円目前でビシッと抑えられた。
これを突破すると、再度ストップロスを巻き込みながらの上昇になるのか。
小林氏は78円台からの売りを指示してきているのだが、朝の時点では77.6円前後だったので成り行き買いの78円台で利食い指示が適当ではないだろうか。
もしも朝方に買いの指示が出ていれば50Pips以上取れたことになる。
同日欧州時間には78円台に乗せた。
昨年10月の介入後にある程度落ち着いた価格がこの辺りだった。
だがその値は長くは続かず、再びトレンドラインを割って76円台に入る。
FOMCによる低金利長期化などがその背景にあり、結局先週の終値は週の初めよりも下げた76.6円台となった。
先週の値動きでエネルギはそこそこ放出されたのではないだろうか。
とすると今週は76円台から77円台の小動きに戻るのか。
今週は雇用統計の発表がある。
雇用状況や米経済は回復の兆しを見せるのだが、それによるUSD上昇の阻止をFRBなどは考えているのかも知れない。
だとすれば数字が多少良かったとしてもUSDは大きくは買われない気がする。
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