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高額道路


  • Posted by: F&F
  • 2012年1月30日 12:03

東京近郊での高額建設費道路というか赤字だらけ道路と言えばアクアラインを思い浮かべる。
ゼネコン助けのために分割建設などを行い、余計な金を使いまくった。

費用負担を巡ってもめているのが本四連絡橋だ。
地方の誘致によって3本もの橋を架けたのだから地方負担は当たり前だとする国に対して、出資は12年度までの約束だとする地方。
そもそもは他の道路と同じように国交省がテキトーな交通量予測を行ったために生じた歪みだ。
四国新聞によれば、
「出資金は、本州四国連絡橋公団が発足した1970年に始まり、建設費などに対する負担として国と地方が2対1の割合で拠出してきた。しかし、交通量の見通しの甘さから償還計画は何度も変更され、97年には債務の償還期間を50年間に延長。出資期間は12年度までとし、98年度以降の出資額は国と地方合わせて年800億円に固定した。」
とある。

3本の橋を架けるのに使ったコストは約3兆円、そもそも四国全体の名目GDPは15兆円もないのに。
国民一人あたりの平均で見ると全国平均が約400万円なのに対して四国4県の平均は330万円程度とこれも低い。
だからこそ産業の活性化をと言うのであれば、まずは1本橋を作って様子を見たら良かった。
そもそも通行料金が高額すぎて交通量が極めて少ないという、アクアラインと同じ道だったのだ。

今までもこれと同じように、国交省のテキトーな予測による損失はものすごい額になっている。
予想を外したら責任を取る。
国交省にしても気象庁にしても、責任の明確化を行わない限り税金は食い尽くされてしまう。

アクアラインはアウトレットモールが流行れば交通量が増える可能性もあるのだが、期待する顧客は中国人だというのが何とも。

   

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