4年以内に?(5)

熱源と電気は確保出来たとして、次は水と食料だ。
食料はともかくとして水はなくてはならないものである。

井戸でもあれば電力で水が使えるようになるが、なかなかそうはいかない。
備蓄と言ったって水にも寿命があるので面倒だ。
長期保存可能な水もあるのだが高額と来ている。

しかし大地震は4年以内に7割の確率で来るというのだからまずはそこから考えよう。
消費期限が5年の水なら1リットル200円程度でペットボトル入りが買える。
また光殺菌触媒を入れた容器なども売られている。
陽の当たる場所に置いておくと光触媒が雑菌の繁殖を抑えて数年間の飲料水保存期間が得られるというもの。

飲用だけならたいした量は要らないが、手を洗ったり体を拭いたりすることを考えると1人/1日分で10L位は必要だ。
4人家族で5日分とすると200リットル、結構な量になる。

非常用品は家の外の物置とか、家が倒壊しても取り出せる所にないと意味がない。
床下収納などや床下そのものにしまいたくなるのだが、家が壊れたらそこまで取りにいけないのではないかと思う。
なので2階とか、屋根裏あたりに収納庫を作った方が良いかもしれない。

構造物がぶっ壊れる時はものすごい力がかかっているわけで、しかし例えば倒壊した家屋の中にどこかの壁を破って入ろうとしても容易な力ではそれが出来ない。
最近の耐震基準を満たしたマンションなどは比較的丈夫だとは思うが、阪神淡路大震災の時にはビルごと倒れてしまったケースもあり過信は出来ない。