- 2012年2月12日 11:04
バイクにDジェトロが多いので、これを使ったFIの燃調可変の仕組みを考える。
市販品の多くは圧力センサの信号を誤魔化す方式だ。
実際の圧力センサは低負荷なのに、それをあたかも高負荷時のように変換すれば燃料噴射量は増える。
しかし高負荷時の出力に対してそれ以上には出来ないので、最大噴射量は増えない。
最大噴射量を増やしたいならばインジェクタ側をいじるか、あるいはインジェクタを大容量のものに交換した上で圧力センサ信号を誤魔化して減量方向に持っていくしかない。
インジェクタを大容量化すると非同期噴射時の燃料も増えてしまう。
定常運転時の燃料は圧力センサ信号の誤魔化しで制御可能だが、加速時などの増量はECUが負荷変動やスロットル開度変化を見ているので補正値が異なる。
市販のコントローラの中には圧力センサの出力誤魔化しと共にスロットルポジションセンサの電圧も誤魔化す機能が付いていたりするが、それはこの対策のためだ。
減量側は圧力センサ信号いじりで、増量側はインジェクタ信号いじりで行うものもある。
この場合は減量も増量も、ノーマルインジェクタのままで可能だ。
インジェクタ側をいじるのも簡単な話で、インジェクタがOFFになる信号をトリガにしてタイマをスタートさせるだけである。
タイマ値には圧力センサの信号を使う。
アナログでやるならばNE555をPWMモードで動かせば良いが、最小パルス幅がゼロに出来ないので回路的には(推奨回路にはない)工夫が必要だ。
燃調機器の中には回転数と負荷によってテーブルを組む事が出来るものもある。
これは回転数を検出すればいいのでソフトウエアで行うならば難しい事はない。
減量側は圧力センサ信号の誤魔化しで、増量側はインジェクタ信号の誤魔化しで行う。
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