- 2012年2月19日 15:01
月曜は77円半ばから始まった。
前週の月曜は76円台半ばだったので1円USDが上がった事になる。
長期下落の始まった時からのトレンドラインはわずかに上抜けている。
77円台をキープ出来ればこれが明確にはなるが、週足トレンドラインなので少なくとも1ヶ月くらいは上にいてくれないと。
78円前後にはポイントが沢山あるので、そこを突破するのは容易ではないだろう。
かなりの上昇パワーがないと押し返される事になる。
逆にそこを突破出来ると80円台も見えてくるのではないだろうか。
小林氏の指示は77.5円からの買いなのだが、先週のNYの安値でもそこまで下がっていなかった。
勿論月曜の東京で下げない保証はないのだが、ここを割ってくると買いではなく売りではないかという気がしないでもない。
なお東京時間の中値決定前後には77.7円を超えていた。
火曜日、小林氏の指示は売りだった。
午前中は欧州の格付け変更でJPYが買われた。
USDは77円台前半まで下落した。
ちなみに小林氏の売りは77円代後半からを指示していたのでこの下落は無関係だった。
午後になっての日銀金融緩和声明などで78円直前まで、欧州時間には久々の78円台に値を上げた。
小林氏の指示には引っかかっているが、小林氏はすぐに手じまいした模様。
日銀の金融緩和策、政府が要望した時には「過度な金融緩和はインフレを招く」みたいな事を言っていた。
餓死しそうな人を前にして「食べ過ぎは成人病の元」と言っているようなものだ。
しかし今は違う。
財務省の増税をバックアップするためならと追加金融緩和に踏み切った感じだろう。
日銀総裁の言う事も従来とはコロッと変わった。
何しろ財務省は「増税で景気は悪化しない、不景気の原因は円高のみにある」と言っている。
10兆円の介入よりも10兆円の資金供給オペ、そしてインフレターゲット設定の方が効果的だ。
勿論この施策を4年前に行っていたら、急激な円高は抑制出来た可能性がある。
但し政治家の言う事を日銀は一切聞かない。
木曜日、小林氏は売りの指示を出した。
朝方の価格は78.4円前後、売りは78.6からだったが東京時間は午後にかけてじり安。
利食いポイントは78円前半を指示していたが、下手するとそこに届きそうだった。
が、欧州時間からはUSDが上がりははじめて夕方には78.8円台、NY時間には78.9円を超えた。
金曜日、小林氏は買いを指示してきた。
例によって買値は架空の安値なのだが、実は東京時間開始時に買い指示値まで10銭以下にまで近づいたのだ。
指し値に引っかからない以上ダメと言えばダメなのだが、手動で売買出来る人なら行けたかも。
その後10時過ぎには久々の79円台となった。
なお小林氏の利確値は79.3円で、これはNY時間にクリアした。
この2週間で3円、先週だけでも2円上がった事になる。
少々動きが急激に見えるのだが、テクニカル的にはまだ上がると言っている。
今週は少し下げる場面があってもおかしくはないので、安値があったら拾ってみるのも面白そうだ。
2007年から下落に転じたUSDは、週足で見るトレンドラインを明確に超えた。
5年にも及んだUSD安が終焉を迎えるのかどうか。
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