スカイウエイブ(90)

73mmボアのシリンダに400cc版のヘッドが何故載らないか。
乗るけど載らない理由はバルブがシリンダに当たるからだ。

何しろボア径が10mmも違うのだから当たり前と言えば当たり前である。
ボア83mmのシリンダは手元にないのでどの程度ギリギリなのかは不明だが、73mmシリンダにヘッドを付けてみるとシリンダにリセスを切らないとどうにもならない程度に当たる。
インテークバルブ径は250cc版より直径で2mm大きい。
写真は抱きつきエンジンのシリンダをかぶせてみたもの。

400cc版のシリンダを使うとすると約2万円、社外品のピストン約2万円、インテークやエキゾースト系は別途考慮する必要がある。

これらは買ってくれば済む事なのだが、コンロッド小端部はどうしようかなぁ。
メタルにカジリがあるので修正したい。
クランクバランス取る時にやって貰うか。

なんて言っていると作業が進まない気もする。
でもまあ、考えている時点が一番楽しいわけだし。

もう一つ乱暴な方法は73mmシリンダにリセスを切ってしまう事だ。
74mmにボアアップしたと仮定すると約3mmのリセスを切れば入る事になる。
確かホンダのエンジンにはそんなのがあったはず。
リセスがピストンリングに当たるかどうかは検討していない。
面倒な加工をするなら83mmシリンダの方が良いでしょと言われそうだけど。

83mmと言えば古い日産のL型エンジンが83φのボア径だった。
ピストンハイトが30mm位らしいので、コンプレッションハイトは良い線いくかも。
ピン径は20φだったかなぁ。
7M-GT用も83φ、但しターボ用なのでピン径が22φと太いしハイトが高くて使えそうにない。