スカイウエイブ(94)

中古エンジンはどうやって選べばいいのかと質問があった。
中古パーツというか中古車も同じだと思うのだが、買ってみなければ解らない面はある。

高額だから素晴らしい品質だとも言い切れず、安価だからジャンクかというとそうでもない。
エンジン番号でおおよその世代は解るので参考になるが、内部の状態がどうかは当然解らない。
外観で解るのはオイル漏れなどの有無くらいなのだ。

信頼出来る業者の場合は動作状態やコンプレッションなどで値付けを変えている場合もある。
今の時期は中古パーツが豊富に出ていてエンジンだって選び放題だ。
不動車であろうとも所有していると1年分課税されてしまうからで、この時期に手放す人が多いからだと思う。
ただし数が出ているのはCJ41/42/43までで、それ以上新しいモデルのものは少ない。

入手先でもっとも手軽なのはオークションだが、バイク屋というか解体屋みたいな所でも買える。
バイク屋は業者オークションで仕入れてきたバイクが、そのままでは売れないと判断すると部品取り用にバラす。
その破片を買ってくる訳なのだが、ある程度付き合いのある中古屋でないと難しいかも。

中古専門業者やそれらのネットワークもある。
自動車部品などではリサイクルパーツとしてのネットワークが確立しているが、二輪用はマーケット規模が小さいのでそこまでは行っていない。

中古パーツ価格は人気で値が決まる。
スカイウエイブで言うと650cc版のエンジンが250cc版のものより安価に出ていて面白い。
って、使い道がないんだけど。
こんなのをつないで37kWの発電機にするとか。
フルパワー運転で一般家庭10件分の電力をまかなえる。

これとは逆に私の乗っているモデルの1つ前の型の400cc版エンジンが10万円以上だったりして、驚いた。

中古ばかりではなく新品でもそうだし、車やバイクの部品ばかりではなくPCのパーツだって何だって良い買い物が出来た事もあればそうでない事もある。
ケータイなど、これって明らかな不良品でしょみたいな物を平気で売っているのだ。