スカイウエイブ(95)

中古パーツ、掘り出し物でもないのだが要らない人にはゴミだけれど私にとってはお得な一品というものもあった。
開けてみたら意外に良かったとか、あら、こんなものまで付いてる、とか。

エンジンに関してはクラッチやドライブベルトが使えるとお得感がある。
私が買った2機のエンジンはどちらも似たような値段だったのだが、片方は抱き付きで片方がそのまま使えるほどの状態だった。
ドライブベルトは新品を買ったが、中古エンジンのものでも良かったかなと言う感じ。
クラッチシューは残量もあるのでそのまま使っている。

コンプレッションの下がったエンジンはバルブ密着不良が考えられるが、コンプレッションゼロだと大ダメージの可能性がある。
オイル漏れはガスケット交換で直れば簡単なものだ。
ガスケット類はさほど高額ではないがピストンリングは3千円くらいする。
ヘッドガスケットは1.5千円くらいだ。
ガスケット類はまあ良いとして、パーツそのものを交換するとなると高い。
ピストンは安いが、ピストンを交換しなければならい状況とはシリンダにも傷が入っている事を示す。
シリンダを買っても良いが、0.5mmオーバサイズピストン(Gooseのものがそのまま使えると教えて頂いたので)を入れた方がお得かも。
内燃機屋さんにもよるが0.5mmまでならホーニング砥石で削っていける場合もある。
1mmとなるとボーリング料金を取られる。

ベースエンジンがそこそこ使えるならば、ピストンリング交換とバルブすり合わせ、ステムシールの交換で良いと思う。
距離を乗ったエンジンはオイル上がりやオイル下がり、それに伴うカーボンの蓄積、そしてそれの噛み込みでのバルブ密着不良で調子が落ちてくる。
スカイウエイブは解らないが、シグナスXなどは新車時からバルブ密着不良の個体があるそうだ。
バルブ密着不良でもパワーダウンはさほどではなく、むしろ低回転時の安定度や始動性悪化などに表れる。

私が今使っているエンジンもピストンリングとステムシール交換しかやっていない。
そこから一歩踏み込む為にはというお話は又明日。