箱物

震災からの復興など、昨日には特集番組なども組まれた。
思えば総理の椅子にしがみつく余りに復興計画そのものが進まなかった菅総理、そして財務省の犬となった野田総理とダメッぷり全開である。

財務省の思い通りに金が集まる気配を見せ、その金を何に使うかとなる。
他にも高速道路や新幹線やダムも造るわけで、まさに霞ヶ関は災害バブルにわいている。
霞ヶ関だけではない。
復興計画として大きな金が動くとなれば、それは箱物を作る以外にない。
住民サービスとか安全性などどうでも良くて、要するに何かを造れば金は使える。
その建造物は作る事だけが目的なので、しごと館と同じ運命をたどるのは明白だ。

地方の政治というか癒着というかは相当なものがある。
なので政治家は自分の周囲に金が入るようには小物を作りたがる。
道路整備にしても何にしても入札だと言うが、実は談合だ。
明確な談合もあれば暗黙の談合もある。
そういう世界なのである。

名取市の復興経過も素晴らしく激しい。
復興と名が付けば予算は引っ張れるとばかりに300億円とか500億円規模の箱物計画があって住民ともめている。
ちなみにしごと館は約400億円の建物だった。
箱物計画は政治側が勝手に作り、着工時には住民にも説明しますよというスタンスだ。