- 2012年3月18日 11:03
ポート研磨したヘッドを乗せたエンジンを組む。
前回は組まれていたエンジンをバラし、その逆の手順で組んだだけなので不安は少なかった。
今回はクランクケース側とヘッドは違うし、その他諸々やっているので不安があった。
組めるようにしか組めなくなっている部分もあるし、カムチェーンなどはどうにでも組める。
極端にずれた位置で組むとピストンとバルブが当たるので間違いにはすぐ気づく。
組む事自体は特に難しいものではなく、手順通りに間違えないようにパズルをはめていくようなものである。
整備書に従えばメタルクリアランスをプラスチゲージで測ってとなるのだが、じゃあ基準値から狂っていて修正出来るかというと自分では出来ない。
もちろん部品を変えたり修正したりして基準値内に入れるのがベストだが、余程傷んだものでもない限り基準値からそう大きく外れていないと思う。
というか、チューニングエンジンってヤツならばその基準値の中の更に細かな部分まで見ていく事になるのは言うまでもない。
私の場合はもっと原始的な、組んだ後にあそこのネジは本締めしたっけなぁとか。
そんなレベルなのである。
今回組んで解ったのだが、前回ネジ締めトルクの間違っている所があった。
こんなに締めて良いのかなぁ、違うよなぁ、この辺りで止めておくかとやったのだった。
が、結果としてはその程度でも少し締めすぎだった。
組んだ後はクランクを手で回して異常がないかをチェックする。
カムのデコンプ機構がカチカチ言う。
エンジンがちゃんとかかるかどうか、かけてみるまで不安だ。
エンジンがかかったとして、運転中に壊れたりしないか1000km位走るまでは不安だ。
1000km大丈夫だったとして、じゃあ1万キロでも大丈夫かどうかは解らない。
もっとも前に組んだエンジンは3000km位でこのエンジンにチェンジするする事になるわけだけど。
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