- 2012年3月23日 12:01
シグナスのイグニションコイルの伝達特性を見てみる。
スカイウエイブ用より半サイクルの時間が短く、インダクタンスが小さいのだろうか。
小信号時の伝達特性のピーク周波数は650Hz付近で、これもスカイウエイブ用より100Hzほど高い。
電圧比はスカイウエイブ用と同じく50倍程度だった。
実験はシグナス用のコイルをマシンバイスではさんで閉磁路っぽくした。
実際には軟鉄のマウントでエンジンに取り付けられているので、一応磁路は形成されているとも言える。
コイルの大きさはスカイウエイブ用よりコンパクトで、一次側の抵抗は2.5Ω程度(標準値で2.16〜2.64Ω)、スカイウエイブ用は5Ω前後(標準値で3〜5Ω)である。
外形的にも特性的にもスカイウエイブ用よりシグナス用の方が低抵抗低インダクタンスとなっている。
スカイウエイブ用のハイテンションコードはおそらく抵抗入り(ハイテンションコードを含んだ2次側抵抗は17〜30kΩ)、シグナス用は無抵抗ワイヤだ。
ハイテンションコードを含んだ2次側抵抗値はシグナス用が8.64〜12.96kΩ、プラグキャップは抵抗入りで8〜12kΩとなっている。
2次側の線やプラグキャップ、或いはプラグに抵抗を入れるのは主にノイズ対策だ。
イグニションノイズの輻射基準は厳しくなっており、エンジンルームでシールドされる車よりも二輪車の方が低減が難しい。
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