MNP競争

MNPで新規加入すると頭金をゼロ円にします。
他事業者の解約金はウチが負担します。

元々MNPに関しては一定の自主規制というかお約束があった。
すなわち、ポートイン対象事業者がポートアウト事業者の解約金などを負担するのはやめましょうという感じで。
しかしSBMはそんな事は知った事ではないとばかりに、新規加入客に対して他の事業者を経由してこいと進めた。
勿論これに対してはキャッシュバックなどの特典を山盛りにした。

MNPの踏み台として狙われたのはドコモで、解約に対してうるさい事を言われなかったのでターゲットとされた。

しかし同じ事をauが始めた。
SBMのプリペイドを買ってきてMNPしなさいと。
これに対してSBMは怒り狂い、プリペイド契約に対してまで縛りを適用する事になった。

ドコモは相変わらず狙われているが、MVNOの日本通信も然りだ。
これに対して日本通信は短期解約にペナルティを設定した。

縛り期間が半年程度ならまだしも、1年とか2年となると正常とは言えない。
もしもSBMがキレイな商売をしていたならば、こんな風にならずに済んだはずだ。
今や2年縛りが当たり前、端末代のキャッシュバックやローンの肩代わり金などのおかしなシステムも蔓延した。

せっかく分離プランに傾いたのに、SBMがインセンティブ販売方式をやめなかったために結局は元に戻ってしまった。
いや、元に戻ったより更に悪い。
ドコモにしたって端末のみを買うと6万円、MNPで新規加入するとバック分は2年間で6万円を超える。
その原資は既存加入者の通信通話料金だ。