- 2012年4月 6日 13:05
そうだそうだ、プロフェッショナルボンファイアだった。
日産の連続放電システムは記憶に新しいが、その元祖ともなったプロフェッショナルボンファイアは知ってはいたが名前が思い出せなかった。
以下のページの中程から能書きがダウンロード出来る。
http://gioca.sakura.ne.jp/catherine/favorite/tuzuki20.htm
実はプロフェッショナルボンファイアの発売元である、シグマエレクトロニクスプランニングの社長さんにお会いした事があったのだ。
プラグに直流電源を(2ポートのイグニションコイルで)接続しておき、誘導放電の火花を元にその電源からの高圧で連続放電させるというもの。
設計のキモはDC-DCコンバータだそうで、これが完全自律で動作している。
つまりイグニションタイミングなどを全く必要としない訳だ。
DC-DCコンバータは5kV程度の出力電圧らしい。
通常のプラグギャップを考えると5kVを加えたら放電してしまう。
しかし考えてみれば当時の車にはディストリビュータが付いていた。
つまり非点火シリンダのイグニションプラグはディストリビュータによって切り離されていた訳だ。
またディストリビュータで当該シリンダに点火出来る状態になった時には、その気筒は圧縮行程なので5kV程度では火は飛ばない。
あとは無限に放電が続かないように適度な放電エネルギ量を持っていれば良い事になる。
ロータリエンジンにはKOEIのCDIとプロフェッショナルボンファイアが定番だったとか。
CDIの強力な火花と、その後の放電はプロフェッショナルボンファイアに任せるという組み合わせ。
特にロータリの場合は長い放電時間が有効に働くので効果が大きかったと思う。
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