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CDI(16)


  • Posted by: F&F
  • 2012年4月10日 12:03

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放電用コンデンサの容量を徐々に減らしてみた。
1μFあたりまでは二次側の放電時間があまり変わらない。

オシロの波形は1発目が1μFで2発目が0.68μFの時のものである。
0.68μFまで減らすと放電時間は多少短くなる。

色々実験した結果、最初の放電は1μF〜0.68μFで行い2回目を0.68μF〜0.47μFで行うのが良いかなと思った。
これは一度目で火が付いてしまえば2度目の放電は不要だし、1度目で火が付かなかった場合でも2度目で付くとは限らないからだ。
また逆起電力防止回路を入れた場合は1μF以上の容量にしてもロスが増えるだけで火花持続時間が伸びる訳ではない。

回路は面倒になるが0.68μFで150μS毎に3回放電させるなんてのも面白そうである。
これは3000回転時にクランク角で3度程度の間隔なので意味ある放電だと思うが、だったら5μFの一発放電の方が良いではないかと言われそう。

アイドリング時の点火時期調整を思い出して頂きたい。
点火時期を5度変えたらどのくらいの変化があるかを。
おそらくはアイドリング回転数も変わり、場合によってはバラつきだすかも知れない。

そう考えると1度目に火が付かなくて2度目に点火したとして、その間隔がクランク角換算で数度もずれたら意味が無くなってくる。
1万回転時に於けるクランク角の1度とは、たったの16μSでしかないのだ。
間欠的に放電するのではなく放電がその維持間時属しているとしたらどうだろうか。
おそらく火が付くのは最初の点火時で、その後はシリンダ内で火炎が広がっていく。
もしかすると、その時にも放電が続いていると燃え残りが減るのかも知れない。
火炎核の広がりも瞬時ではないので、その部分の熱量によって爆発圧力などにも差が出てくるのだろう。

ただマーケット的にはマルチ点火などと言えば聞こえが良い。
単なる普通のCDIですよより、マルチ放電です色々制御されていますと書いた方が魅力的に見えるだろう。
さらには制御次第で高回転域をシングル放電にする事によって消費電力低減が図れる。

   

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