- 2012年4月10日 13:03
現行型にはまだ乗った事がなかったので、試す良い機会となった。
メータパネル中央に12.3km/lの燃費が表示されているが、普段は高速道路主体の移動だとの事で昨年からの平均値のようだ。
市街地走行でのオンボード燃費計は8km/l前後を示していた。
2tを軽く超える車が8km/lも走るのだから立派で、コンベンショナルな車より2割以上燃費は良いと思う。
車に乗り込んでシートやステアリングポジションを調整する。
が、ステアリングが遠い。
手動調整式なのはグレードによるのかも知れないが、それは良いとして一番手前にしても遠い。
ステアリングばかりではない。
インパネも遠ければシフトレバーも遠い。
私の身長は178cm程度だが調整範囲を超えている。
シートの前後長も明らかに短いし幅も狭めだ。
仕方がないのでインパネのスイッチ操作をする時にはよっこらしょと体を起こす。
インパネ自体は見やすいのだが、センターメータに近いので視線移動量が大きくなってしまう。
又そのメータ自体もかなり遠くにある。
老眼対応かも知れないが、明らかにやりすぎだ。
ミラーは見やすい。
小型トラックみたいな大型のミラーが近くにあるので視界が広い。
ただしミラーが近いので助手席側を見る時にはかなり視線を振らなければならない。
だったらトラックのようにフロントウインドゥ越しにミラーを確認出来るように、もっと前方にあったらいいなと思った。
シフトレバーをDレンジに入れる。
アクセルを踏むと静かに動き出す。
少しアクセルを踏むとトルクが立ち上がる。
110kWのエンジン、155kWのモータが頑張る。
とは言ったってモータを動かす動力源はエンジンな訳で、110kWのエンジンで150kWのモータを駆動できるわけがない。
わずかな時間であればバッテリが手伝ってはくれる。
バッテリ容量は1.4kWh,これは旧型で新型は容量が減ったんだったかな。
いずれにしても20C放電させたとしても30kWに満たない。
エンジン出力の全部を発電には使えないので、50kWを発電に使ったとして残り100kW分をバッテリでまかなわないとモータは全開に出来ない。
100kWの放電だとすると70Cを超える訳で、これはNi-MH電池では不可能だ。
カタログ値によればモータは30kW分しか働かな事になっている。
トヨタ方式の場合はエンジン出力に見合った発電機とモータがないとシステムが成立しない。
その分の電池が積まれていればパフォーマンスは出るが、それはコストと重量増になりトヨタとしては許容出来ない。
結局の所大容量モータが走行性能に余り寄与しない事になり、もったいない。
排気量は2.4リッターなのだが、110kW/190Nmはかなり低出力だ。
もちろん、だからこそ低燃費特性が実現出来る。
プリウスにしても1.8リッターで73kWしかなく、これはデミオの1.5リッターエンジンより低出力だ。
比出力を下げた設計によって熱効率を上げる事が出来る。
排気量の割に出力が小さいので重量や容積の無駄はあるが仕方がない。
続く…
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