- 2012年4月16日 12:05
原子力委員会が出来たのは1956年の事だったそうだ。
核エネルギ開発に向けての体制固めという事だったのだろう。
新事業分野であるので予算も取りやすかったと思うし、その後の高度経済成長期にはその景気自体がバックアップしてくれたはずだ。
金が集まると役人が集まる。
原子力委員会は、その組織を二分割して原子力委員会と原子力安全委員会となる。
原子力安全委員会は当時の総理府に属していて、役人がたかる。
原子力安全委員会が儲かるものだと解ると、他省庁からもカネをくれが始まる。
そこでこの原子力安全委員会を更に二分割する事になった。
原子力安全委員会は総理府(内閣府)に置いたまま、原子力安全保安院を立ち上げて経済産業省を喜ばせた。
これが2000年頃の話である。
これに文句を言ったのが文科省だ。
宇宙開発問題などでも利権争いの渦中にあり、経産省ばかりにカネを流すなとなる。
で、出来たのが原子力安全課だ。
これで原子力委員会、内閣府の原子力安全委員会、経産省の原子力安全保安院、文科省の原子力安全課が揃う事になる。
もはや名前の付け方に困る感じで、だったら通し番号でも付けた方が良いんじゃないのみたいな。
そして今回の事故を受けて原子力規制庁に役人グループが統合される。
責任追及が及ばないうちに旧組織を無くしてしまい、関係資料を廃棄するのが狙いか。
何か言われても「当時の組織が行った事なので解らない」とでも言えば良い。
例え中身の人間が同じだったとしても、だ。
なお初期の頃の委員会や安全委員会は、書類にハンコを押していた程度の事でしかなかった。
専門家がいたわけでもなく、事業者やメーカからの資料を見ても内容の多くは理解出来なかったという。
安全基準にしても、メーカや事業者がこれで安全ですと言えばそれが安全みたいな感じだった。
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