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CDI(22)


  • Posted by: F&F
  • 2012年4月16日 13:05

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逆起電力防止用ダイオードを入れるかどうするかを悩んでいる。
DC-DCの駆動周波数が高いのでイグニションコイルのインダクタンスが無視出来ない。

チャージ時間は間に合うのだが、SCR端の電圧が上がりすぎる。
充電完了時電圧を400Vにするとピーク電圧は600Vを超えてしまう。
逆起電力防止用ダイオードを入れれば当たり前だが問題はない。

オシロの波形は上が逆起電力防止用ダイオード無しで下が挿入したもの。
コンデンサ容量が1μF程度ならばどちらの放電時間にも差がないのだが、2.2μFとなるとこれだけの差が出る。
黄色がイグニションコイルの二次電流、水色の波形はコイルの一次電圧だ。
放電直前の電位を400Vに合わせると逆起電力防止用ダイオードがない状態だとピークが800Vを超える。

もっと耐圧の高いSCRを使う??
うーん…

DC-DCの駆動周波数を200kHzあたりとすればイグニションコイルのインピーダンスは5kΩ前後にはなる。
放電用コンデンサ容量が2.2μFだと90%充電までに25mSもかかってしまう。

逆起電力防止ダイオードを入れてマルチ放電にするのが一番素直なのだが、そうでないとすると何か対策はあるのか。
逆起電力防止用ダイオードの代わりにトランジスタを入れてスイッチしてしまうか。
ただしSCRのターンオンよりトランジスタのOFFが遅れるとトランジスタがぶっ壊れる。
というか、ぶっ壊れた。

パッシブ素子で行くならイグニションコイルとパラにZNRだろうか。
ただしZNRの電圧はそう正確なものではない。
手持ちのZNRを直列接続して電圧を合わせて実験してみた。
当たり前だがピークは抑えられる。
だがZNRの発熱がかなりのもので、ちょっと許容出来ないかも。
これはイグニションコイルとパラに入れた場合も、SCRとパラに入れた場合もほぼ同様だ。

   

Comments:2

Mei Author Profile Page 2012年4月16日 22:57

ZNRが壊れた時には、今までにショートモードしか経験ないので
発熱があるとビビっちゃいます。SCR側でショートするとCDIが爆発かなぁ?

 今回のオシロのショットで、はじめてコイルの一次と二次で
20μsほど遅れがあるのに気が付いて感動しちゃいました。

F&F Author Profile Page 2012年4月16日 23:12

最初の立ち上がりが遅れ、インダクタンスが大きいので電流のピークまでは更に遅いですね。

誘導放電の場合は黄色の線の1目盛りくらいが電流のピークですからCDIの放電電流の多さが解ります。
ちなみに一次電流のピーク(コンデンサからコイルへの電流)は10Aくらい流れます。

SCRの所が短絡すると爆発ですね、FETがイチコロ。

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