- 2012年4月16日 13:05
チャージ時間は間に合うのだが、SCR端の電圧が上がりすぎる。
充電完了時電圧を400Vにするとピーク電圧は600Vを超えてしまう。
逆起電力防止用ダイオードを入れれば当たり前だが問題はない。
オシロの波形は上が逆起電力防止用ダイオード無しで下が挿入したもの。
コンデンサ容量が1μF程度ならばどちらの放電時間にも差がないのだが、2.2μFとなるとこれだけの差が出る。
黄色がイグニションコイルの二次電流、水色の波形はコイルの一次電圧だ。
放電直前の電位を400Vに合わせると逆起電力防止用ダイオードがない状態だとピークが800Vを超える。
もっと耐圧の高いSCRを使う??
うーん…
DC-DCの駆動周波数を200kHzあたりとすればイグニションコイルのインピーダンスは5kΩ前後にはなる。
放電用コンデンサ容量が2.2μFだと90%充電までに25mSもかかってしまう。
逆起電力防止ダイオードを入れてマルチ放電にするのが一番素直なのだが、そうでないとすると何か対策はあるのか。
逆起電力防止用ダイオードの代わりにトランジスタを入れてスイッチしてしまうか。
ただしSCRのターンオンよりトランジスタのOFFが遅れるとトランジスタがぶっ壊れる。
というか、ぶっ壊れた。
パッシブ素子で行くならイグニションコイルとパラにZNRだろうか。
ただしZNRの電圧はそう正確なものではない。
手持ちのZNRを直列接続して電圧を合わせて実験してみた。
当たり前だがピークは抑えられる。
だがZNRの発熱がかなりのもので、ちょっと許容出来ないかも。
これはイグニションコイルとパラに入れた場合も、SCRとパラに入れた場合もほぼ同様だ。
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