- 2012年5月 3日 13:03
そもそもはシグナスXのCDI化を行うための苦肉の策的な複合放電だが、面白そうなのでまずはスカイウエイブで試してみる。
逆起電力防止用ダイオードを入れる場合は放電用コンデンサは現在の2.2μFよりも小さくした方が効率が良い。
効率が良いというか、コンデンサ容量を増やしても放電時間が思ったようには伸びてくれないからだ。
だが容量が大きい方がピーク放電電流は大きくなる。
コンデンサを取り替えるのも面倒(シリコンで固めた)なので、消費電流は多少増えるがこのままやってみよう。
二号機の方は思い切って0.68μFまで減らしてみた。
シグナスはイグニションコイルのインダクタンスも小さいので、逆起電力防止用ダイオードを入れる場合は1μFでも少し大きい位なのだ。
そもそもCDIの放電で火が付いてしまえば複合放電の意味はない。
自動車などアイドル回転数が低い場合は放電時間を長くする事に意味があるのだが、シグナスの場合はアイドリング回転数が1750回転なので長時間放電に意味があるとも思えない。
唯一意味を無理矢理見つけるとすれば信頼性だ。
複合放電はノーマルの誘導放電にCDIによる放電を重ね合わせる訳で、CDIが壊れたとしても点火しなくなる訳ではない。
オシロの波形は放電用コンデンサ容量を0.68μFにしたものだ。
2.2μFだと複合放電のピーク電流が250mAになるが、0.68μFだと150mAに減少する。
誘導放電電流と容量放電電流のバランス?から、見た目がそれっぽい。
CDIによる放電が250μS程度あり、その後誘導放電が続く。
放電ギャップが大気中で5mm程度なら1mS程の放電時間になるが、ギャップが広くなる(放電要求電圧が高くなる)と放電時間は減少する。
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