- 2012年5月11日 13:00
かなり乱れているのはコレクタ側の影響や放電ノイズが入ってくるためである。
この紫の線が大きく乱れている所で絶縁破壊が起きて放電している。
ギャップは大気中で約9mmとした。
遅延で最も大きいのはドライバトランジスタ自体の遅れで、ベース波形の紫とコレクタ波形の水色では15μSも遅れている。
このトランジスタはパワーダーリントンでドライブはパルスゼネレータ(出力インピーダンスは50Ω)で行っている。
実際にチャージをもっと速く抜ければスイッチング速度は速くなるかも知れない。
コレクタ電圧が上がってから火が飛ぶまでには約15μSほどかかっている。
二次電圧が上がり始める(極性がマイナスなので実際には下がる訳だが)までには5μS程度の時間だ。
下はCDIの波形だ。
紫はSCRのゲートドライブ波形で、誘導放電と違ってトランジスタによる遅延は無い。
ゲートがドライブされてからSCRがONになって電流が流れ始めるまでに1μS程度かかっている。
ゲート信号から放電開始までの遅延は約20μSだ。
ゲート信号が加えられてから放電電流がピークに達するまでが5μS程度なので、誘導放電同様にコイルの遅延が15μSという感じかな。
複合放電の場合に、現在は誘導放電とCDIによる放電がほぼ同時に起きる。
これをずらすとどうなるか、ずらした方が良いのかどうかの検討材料での実験を行った訳だ。
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