- 2012年6月 6日 13:03
一旦は持ち直すかに見られた米景気なのだが、ここの所統計情報がよろしくない。
日本の方も同様に、まさにアメリカがクシャミをしたらの例えではないが株価も下がる。
景気を良くするにはどうしたらいいのか。
諸外国はまず資金供給量を増やす。
これによってデフレを防ぐのだが、やり過ぎればインフレになる。
経済は正帰還がかかっているのでギリギリのコントロールは難しい。
資金供給量を増やすと共に減税などの策を講じる。
税金支出が減る分だけ市場にカネが流れる。
そもそも消費が減って景気が悪いのだから税収は落ち込む。
しかし景気が回復すれば税収は自然に回復する訳で、増税して景気回復を遅らせるよりも景気回復を期待するというのが欧米流だ。
借金も同様で、デフレのときには通貨価値が上がっているので借金しても良い論もある。
金利も下げなければならない。
下げなければならないというか、デフレ気味になっているのだから下がらなければならないと言う事か。
では日本ではどうか。
資金供給量を増やす事に対して日銀は反対する。
インフレが懸念されるというのがその理由で、餓死しそうな人に対して「ものを食べさせると食べ過ぎて腹痛を起こす」と言っているようなものだ。
中央銀行としてはその国の通貨価値が下がるのは許せないと言う事なのだろう。
デフレになれば通貨価値は上がる。
現在のこの状況を脱するにはどうしたらいいのだろうか。
資金供給量を増やしても日本で効果は薄いかも知れない。
将来不安や育児不安も大きいので貰った金を放出しないだろう。
それに日銀が大規模な金融緩和を行う可能性は低い。
なので政府通貨の話が出たり、似たようなものだがエコポイント制度などもあった。
いずれもマイナス金利と札の更新の小規模版みたいなものだ。
政府通貨を発行し、銀行に入っている金を引き出して政府通貨と交換する。
日本銀行券1万円で政府通貨は2万円分貰える。
ただし使用期限が決められているので1年以内に使わなければならない。
こうすると金融機関の預貯金残高が減少する。
と、国債を買い支えきれなくなる。
日本国債は間接的に日本国民が買っているからだ。
さてここでどうするか。
日銀は預金封鎖をしろと言うだろうが、政府がそれに応じなければカネを刷るしかない。
金が増えた分は政府通貨の回収でコントロールする。
ちゃんとした政治家ならこれが出来るかも知れないが、財務省政権の今これをやったらメチャクチャになる。
直近の話としてはエコカー補助金が終了だそうだ。
比較的大きな効果があったのだが、この先果たして。
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