- 2012年7月25日 12:02
SBMの900MHz帯サービスが開始された。
さすが900MHz帯だ、今まで圏外だったところでもバッチリ高速通信が可能になる。
エリア整備に時間がかかるのかと思ったら、今日から変わるとはサスガSBMだ。
と、嘘記事をblogに書くとアルバイト料が貰えるそうだ。
ネット上での噂や声を重視するSBMらしい宣伝費のかけ方なのだが、おおっぴらにアルバイト募集してしまったが為にステルスマーケティングだとしてアルバイトサイトから削除された。
宣伝も大切なのかも知れないが、宣伝しないと効果が分からない程度の改善だったら少し寂しい。
というか、余り代わらないよと言う書き込みを封じる狙いだったりして。
と言うのも、今年度末つまり8ヶ月先まで待ったとしても人口カバー率は2割を少し超える程度しかエリア整備が出来ないそうだ。
孫さんは、「900MHz帯の『プラチナ電波』を7月25日に垂直立ち上げし、『iPhone4』『同4S』や『iPad2』などの電波状況を一気に改善させる」と意気込んでいた。
孫さんの言う事を鵜呑みにするのは投資家くらいだと思う訳で、実際にノウハウも技術も希薄な状態でのエリア整備は容易ではない。
ただ、基地局数は約1.6万だというのでマクロセル化を図ればエリアカバー率はもっと上がるはずだ。
孫さんは従来からルーラルエリアの切り捨てみたいな事を言っていた。
都市部のトラフィック増に対処出来ない現在、900MHz帯はエリアの拡大よりもトラフィック回避の方向ではないのか。
これは鉄塔は(高額だから)建てたくない論にも通ずるものがあり、地方部のエリア整備を諦めれば鉄塔代を節約出来る。
都市部での屋内圏外解消ならばビルの屋上にアンテナを付ければ良い。
毎日数百局増やしていくというそのフレーズ、4.6万局作戦の失敗の元となったアレと同じだ。
このペースで増やすにはナノセルくらいでないと無理。
せっかくの900MHz帯を、セクタ制御無しのナノセルで埋めていくのか。
AppleからはLTE化を早くしろと言われ、一方で900MHzもやると言ってしまった。
無限にカネがあれば何でも出来るとは思うが、設備にカネを豊富に使えるほどフトコロ事情はよろしくない。
で、アルバイト人員を使って「良くなった事にする」記事を書かせたい訳だ。
思えば2004年、総務省の周波数割り当てに対する意見募集期間が終わった「後」に反論してみたり、YBB利用者にパブコメを送れと言ったり、泣き言が通じないとなると総務省に火を付けると本性を発揮してみたりした。
それでもエリアはドコモと遜色ない、基地局数ではトップでギネスブックに申請してもいい、「総合接続率」は他社と同等まで向上したと言い続けた。
(総合接続率はSBMの独自指標)
だが900MHz帯の割り当てが決まると話は一転、ソフトバンクの解約理由の1位が「電波の悪さ」であり満足度は他社の半分にも及ばないと言い始める。
iPhoneのSIMロックを解除しないのも、接続料を値下げしないのも800MHz帯が無いからだと言い続けた。
だがそれも今年限りだ。
iPhoneがSIMフリーになり、接続料金も来年からはぐっと下がるだろう。
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