今週の相場観

先週はお盆休みという事もあって週前半はほとんど値が動かなかった。
小林氏の予想にも少し飽き気味である。

かといって自分で積極的に売買するには、さらなる研究が必要だ。
他力本願という意味で以前にモーニングセブンFX配信シグナルを使ってみたが、マイナスにしかならなかった。
これは机上の計算ではなく、実際にリアルマネーで売買を行った結果だ。
手数料やスプレッドがゼロならば損も少ないと思うが、実売買ではスプレッドも開けば手数料もある。

FX各社では自動売買なども取り扱っている。
実は以前にも自動売買のデモ(エコトレFX)に参加した事があったが、ろくな成績ではなかった。
バックテストで優秀な成績だと言ったって、そもそも過去のデータで成績が上がるようにプログラムするのだから当たり前だ。
もちろんシステム開発にはデータが必要で、それは過去のデータになるのだから仕方がないと言ってしまえばそれまでだ。
エコトレFXはサーバ負荷上昇とかでトラブルが続き、ついにはデモ口座閉鎖となった。

それ以来FX会社の自動売買はあまり信用していない。
FX会社は売買回数が手資料収入になるので、成績はあまり関係ない。
たくさんのシステムを用意すれば良いというものでもなく、たくさんある＝どれもたいした成績ではないと感じられる。
ちなみに、このひまわり証券のエコトレFXはトップ人気のものでも参加者が500人くらいだ。

今回手を出してみようかと思ったのはInvast証券のシストレ24だ。
7千円のキャッシュバックに目がくらんだわけでもないが、今回はここで実験してみようかと思っている。
アフィリエイト系サイトが"良い事ばかり"書いているのは"為替王"同様である。
もっとも為替王はトラップリピートイフダンの方を押しているので、広告費が高いのだろう。
為替王も嘘は書いていない。
本当の事を書いているのだが、良い部分だけを切り取って書いている。
このシステムでAさんは半年間で100万円の利益を上げましたとは書く。
しかしBさんが200万円の損を出した事は書かない。

システムトレードの場合はドローダウンをどう見るかが重要だ。
ハイリスクハイリターンではなく、ハイリスクローリターンになりやすいからだ。
裁量の場合はまさしく裁量なので、たとえば小林氏のように自分の決めたロスカットまで行かなくても早々に手を引くような事も出来る。
しかしシステムトレードの場合はシステムが決めた値までは何が何でも頑張るのでドローダウンが大きくなる可能性がある。
なので、積み上げてきた利益を一瞬で失う可能性もある。
もちろんこれはトラリピでも同様で、ボックスを外れると一気にロスカットされてしまうからだ。

相場の方は78円台前半から始まった先週ながら、金曜には79円台半ばまで上げた。
米指標の悪化で一時79円台ぎりぎりまで押したが上昇の勢いは強かった。
テクニカル的にはまた上が見られる状況だ。