EM

イーモバイルは余り景気が良くないようだ。
新周波数帯の整備に年間500億円ほどかかると言いながら、売上額自体がその程度しかない。

売り上げ減少はSBMとのローミング契約が無くなったこともある。
SBMはXGPでのデータサービスや1.5GHz帯を使ったサービスを自社展開していてEMの力が必要なくなった。
もっともMVNO事業者に貸すためのコストと経費も削減できるとは言うのだが、これって物が売れなくなったから仕入れが減って良いですねと言っているようなものだ。

個人的にはデータ量制限が厳しくなってEMの魅力は半減、いや全滅したと思う。
データ特化の事業者ならば、増え続けるトラフィックを技術でカバーすべきだったのではないのか。
制限を設けるにしてもリミットが高い位置にあるならばいいが、現状の制限はデータ特化事業者としてのメリットが無くなる。

WiMAXは現状制限していない。
ドコモは月間7GB、3日間のリミットは1GBだ。
XGP(SBM)は月間5GBを、1.5GHz帯かな？は月間約3.8GBをリミットとしている。
EMは月間約10GBと他社より少し上にあるのだが、一日辺りのデータ量が366MBで制限されてしまう。
これはHD画質でYoutubeを3分視聴した程度だとのこと。

データなんて毎日まんべんなく使うものではなく、使う時にはどさっと使うが使わない時には殆ど使わないみたいなものだ。
ジャパネットたかたのCMを見ていたら、EM契約付のPCを安価で売っていた。
インターネットが使い放題ですよと宣伝していて、確かにそうなのだがあっという間にデータ制限を食らうだろう。

料金はプランなどによって異なるのでどうにもよく分からないので自信が無いのだが、
ドコモ：6,510円
SBM:6,510円
EM:3,880円
UQ:3,880円
となっている。
EMとUQは同じなのだが、EMは契約解除料が最大38,400円も取られる場合があるらしい。
UQは契約解除料や縛りはないと宣伝していた記憶があるのだが、今や1年縛りなのか。

エリアの点でも制限の点でもEMはUQに遠く及ばない。
そしてそのUQは暗雲を抜け出して、加入者増の道に乗った。
スカイウエイブで山間部などを走っていても、UQの基地局はよく見かける。
へ〜、こんな所もエリアなのかと思う程なのだ。
SBMが圏外の集落でもUQなら使えるみたいなすごさがある。
って、SBMと比べたらUQが怒るか。