- 2012年8月31日 12:04
次期iPhoneにNFCは搭載されないのではないか説が浮上している。
その理由として軽合金製のバスタブ型ケースでは短波帯のアンテナを実装できないからだというのだ。
これはあくまでも、"あの"ケースや構造が本物だと仮定した場合の話だ。
そもそもあの構造だと、UHF帯のアンテナはどうするのだろう。
iPhone4はサイドフレームをアンテナにしていた。
それを手で握ってしまう事によってアンテナ性能が低下し、受信感度が落ちて送信出力は人間が吸収する。
バスタブ構造のフレームを使うとなると、その一部をアンテナにする事が難しい。
少なくともどこかを絶縁する必要があるし、バスタブ自体をアンテナとして使う場合はカウンターポイズが不足する。
バスタブ構造のシャーシに(レーザ加工などで)切り込みを入れて樹脂充填する方法もあるが、構造の複雑さと製造コストの割にアンテナ性能は低いと思う。
理由としてスリットを入れた程度でアンテナとGND側が接近している、あるいは誘電体の充填などを行うと放射効率が低下するからだ。
しかもマルチバンドアンテナを構成する必要があり、LTEならばMIMO用に2組のアンテナが必須になる。
Appleの事だから性能よりもデザイン重視でと考えるケースもあり得るだけに、真相は分からないけど。
そう考えるとバスタブ構造の軽合金シャーシそのものが、本当かと思えないでもない。
いやいや、アンテナは液晶面側に向けているのだよと言うかも知れない。
しかしタッチパネル付き液晶の電波透過率がさほど良いとは思えないんだけど。
あのケースが軽合金製ではなく樹脂製であれば話は簡単だ。
樹脂だって見た目をアルミ風に仕上げる事は難しくはない。
そして樹脂であれば金属部品をインサートしてアンテナにする事も出来るし、内部にアンテナを付ける事も出来る。
そもそも金属では重過ぎはしないだろうか。
現状のiPhoneにしても、あのサイズで140gもある。
米国などでは大きく重い事が価値みたいな、馬鹿デカい加湿器とかあるもんなぁ。
これってプロジェクタテレビ?みたいな加湿器や空気清浄機。
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