メーラ

CommunicaseとK-9は何度か切り替えたりしながら使っている。
それぞれ良い点もあれば使いにく点もあるのだが、感じた事を少々書いてみたい。

全体の動作の軽快さはK-9の方が優れている。
その代わり見た目が地味だ。

設定などはCommunicaseの方が分かりやすい。
ただし受信や送信メールサーバの設定は、たとえそれがパスワードエラーであったとしても「サーバが見つからない」と表示される。
このあたりは正しいエラー表示にして頂きたいものだ。
従来の設定と異なり、最近ではセキュア接続や認証なども様々な方式があり、それなりのエラーが出てくれないと設定間違いが分からない。

F&Fでは何度か実験しているIMAP IDLEもCommunicaseが分かりやすい。
明確にIMAP IDLEを使うか使わないかと設定があるからだ。
なお8月のバージョンアップでIMAP IDLE時の消費電力低減が図られたそうだ。

K-9はIMAPの設定にすると無条件にIMAP IDLEになるのかな？とも思う。
このあたりはよく分からない。
IMAP IDLEでプッシュされてくるフォルダを「無し」にした場合に、プッシュはされてこないのかも知れないが経路維持のためのパケット送信は起きているのではないだろうかというのが私の疑問だ。
これに関して一つ実験してみた事がある。
IMAPで設定した後にメール送受信サーバをPOP/SMTPに変更し、しかしプッシュフォルダは設定したままにした。
するとIMAP IDLEは有効になったままでありメールは即座に受信されたのだ。

最初の設定時にPOPを選択すればIMAP IDLE自体の設定が出なくなるのでPOPオンリーな事は確かだ。
ただしその場合は(IMAPの)同期の概念が無くなるので、ラベル設定などは得る事が出来ない。
Communicaseの場合はIMAP IDLEを使わない設定でもポーリングによる同期が出来るのでメールサーバでの設定情報は取得できる。

細かな点としてK-9の着信音は通知音の中からの選択であり、Communicaseは通知音と着信音からの選択になる。

設定自体が分かりにくいK-9なのだが、その設定項目は比較的多い。
たとえばIMAP IDLEプッシュ時に同期を取るか否かなども設定もある。
Classという概念を使っての設定なども、分かってくれば＆必要としているのならばありがたい項目だと思う。