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電話帳(2)


  • Posted by: F&F
  • 2012年10月10日 12:05

ドコモ電話帳の謎の動作というか、訳の分からない仕様というか、ドコモらしい駄目さ加減が満載な話は以前に書いた。
http://www.fnf.jp/blog/2012/09/fnfblog6695.html

じゃあそんな電話帳は使わずにサードパーティアプリを使えば良いではないかと思ったのだが、データ格納その他はドコモ電話帳が行っているのでサードパーティ製アプリを使っても表示スタイルが変わるだけなのだ。
何故電話帳にメール内容や通話履歴を取り込む必要があるのか。
しかもメールや通話履歴を削除しても電話帳からその情報が消える事はない。
メールや通話履歴を全て削除し、メールに関してはゴミ箱の中身も消し、電話帳で削除の反映をやるとコミュニケーションタブでの表示からは消える。
ただし電話帳の個別のデータに表示されるものはそれでも消えないものがある。

以前に、コミュニケーションタブで表示項目をSMSだけにすれば良いと書いたのだが、これはあくまでも表示だけの問題だった。
取り込み自体は常に行われていて、それを表示するかしないかをここで決めている。
従って受信したメールが不要で既に削除してしまった場合でも電話帳には残っている。
つまり通話履歴から何から、全てアクションのたびに電話帳に取り込む動作をしているわけだ。

同じ機器の中でデータが一元管理されないなんて馬鹿な仕様を考えるのがいかにもドコモらしい。
メーラもダイアラもTwitterクライアントも全部電話帳に取り込みたいとでも言うのだろうか。
ならばブラウザも、スケジューラも、電卓も、メモ帳も取り込んでしまえば良い。
利用者はこれを一発削除する事で全てをクリアに出来るなんて素敵ではないか。
ま、電話帳アプリみたいに消す事も停止させる事も出来ない、嫌がらせ仕様にしてくるだろうけど。

メールを取り込まないようにするにはspモードメーラを使わなければいい。
Communicaseでspモードメールを受信すると、少なくともメールデータの電話帳への取り込みは阻止できる。
しかしCommunicaseはフォルダの概念がないので私には使いにくい。
フィルタでフォルダチックな事が出来るのはGmailと同じなのだが、デフォルトの表示画面がメールの一覧になっていて(これはspモードメール以外のアカウントも同じ)全てのメールが一緒に見えてしまう。
ここからフィルタリングされた項に切り替えればいいのだが、面倒だ。
フィルタリングされた項に切り替えると他のアカウントへの切り替えタブが出なくもなる。

電話帳にメールデータなどを取り込んでいるのが”電話帳サービス”アプリだ。
このアプリは強制停止も無効化も出来ないのだが、アップデートをアンインストールして古いものに戻すと無効化が有効になる。
無効化するとコミュニケーションタブ自体が動作しなくなるのでメールの取り込み動作がどうなっているのかは不明だが、パーソナル画面に表示されるメール内容表示はなくなる。
メールや通話履歴が取り込まれない他、ダイヤラを起動すると電話帳サービスを有効にしろと表示が出るがすぐ消えるので気にしない。
この状態でしばらく使っているが悪影響はないようなので、無効化したままにしている。

悪影響というか、電話帳バックアップは働かなくなる。
ドコモの有料サービスであるiコンシェルや電話帳バックアップのサービスでは自動的に電話帳をバックアップするが、それが動作しなくなる。
またiコンシェルでは電話番号だけを登録しておくと住所やホームページアドレスを自動的に補完してくれるが、それも動作しなくなる。
なので、これらを使いたい場合は定期的に電話帳サービスを有効化した方が良い。

   

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