国内産業

中国の領土侵略問題がある。
中国は武力行使が好きなので日本に圧力を掛けてくる事もあるだろう。

関係が悪化すると中国は対日貿易でも嫌がらせを始める。
日本にとって輸出対象国であると共に、安価な製品を大量に輸入している。
では中国との貿易自体が冷え込んだらどうなるだろうか。

おそらくはデフレの解消になるだろう。
中国の安価な製品が入手できないとなれば国産品を買うしか無くなる。
買う人がいるのだから作らなければならない。

実際には欧米経由で中国製品が入ってくるとは思うのだが、直輸入よりはコストがかさむ。
まあ米国の製品でも製造は中国な事が多いんだけど。
いずれにしても物価が上昇する事に間違いはない。

ここで輸出産業も打撃を受けるとなると経済回復は望めない。
日本の産業は国内消費だけではもはや食っていけないからだ。
製造コストを下げるには人件費などを下げる必要があるが、幸いにしてデフレだから以前よりもコストダウンになっているはずだ。
後はエネルギコストや税金などが下がれば多少は元気になれるかも知れない。

今や弱電産業各社は1万人規模の失業者を出すに至っている。
何とかならないものだろうか。