通信抑制(1)

Androidスマートフォンで(使用者にとって)不要な通信を抑制する事はバッテリ消費量を抑える意味で効果的だ。
これはあくまでもバックグラウンドでのデータ通信抑制で、アプリ動作中の通信抑制は出来ない。

通信型アプリの通信を抑制してしまっては機能そのものが失われてしまう。
しかしアプリの中にはおよそそのアプリの動作とは関係のない権限を要求するものがある。
たいていは、それら余計と思われる権限と共にネットワーク通信も要求してくる。

通信に関しては広告配信の都合かも知れないし、あるいは説明サイトへのリンクかも知れない。
ただ、余計な権限を要求してくる以上ネットワーク通信を抑制したいとも思う。
実は以前に紹介したアプリであるInstantHeartRateは特定のセキュリティソフトが反応を示す。
これが危険なのかどうなのかは分からないのだが、そのアプリはアプリの目的とは無関係な情報にアクセスする。
ただし有料版では権限は取り除かれているので、これは有料版を買った。

有料版が存在せず、不要と思われる権限を要求してくるものもある。
しかしそのアプリは使いたい。
同様な機能を持つ他のアプリも試してみたが、機能的にそのアプリが良い。

どうしよう…

そこで苦肉の策でもないのだが、これも以前紹介した通信部分を取ってしまうアプリで加工した。
http://dsas.blog.klab.org/archives/52026407.html
確かにapkをいじる事に対する問題はあるとは思う。
個人の実験的利用？ではあるが、いわばrootを取るのと同じような改変だからだ。
そのアプリには広告は表示されないので通信を抑制しても開発者の不利益になるとも思えないが、やはり少しは気になる。

実はそのアプリ制作者にセキュリティソフトが反応する事は伝えたのだが返事は得られなかった。

通信部分を抜き去る処理は簡単に行われる。
アプリを起動すると通信制御を含むインストールアプリの一覧が表示され、その中から目的のアプリをタップする。
すると新たなアプリが生成されてオリジナルアプリのアンインストール画面に進み、アンインストール後に新たに生成されたアプリがインストールされる。
たったこれだけだ。
そもそも通信が不要なアプリなのでアプリ自体の機能に変化はない。