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  • Posted by: F&F
  • 2012年11月 8日 13:03

モバイルデバイス用CPUはARM系が優勢だ。
インテルもATOMシリーズで1.8GHz動作、64Bit対応でTDP 1.7Wのシリーズがある。

ARM系優勢なのはライセンス供与のある点も重要で、他のロジックと組み合わせたワンチップ構成が可能な事だろう。
コア自体もハードマクロ化されたものなどもあり、低消費電力設計を手助けしている。

ARMはCortex-A57を発表した。
16コア構成で現状のプロセッサの3倍の性能を発揮するという。
これって、現状の4コアに対してコア数を4倍にして性能が3倍になったと言う事だろうか。
一方で電力利用効率が5倍だというので、コア数の割に電気は食わないよと言っているのかも知れない。

Cortex-A53はサイズシュリンク版のようだ。
サイズが小さくなると価格が下げられるので低価格スマートフォンなどに採用が見込まれる。
性能や消費電力に言及が無いので現状のプロセッサと同程度と考えられる。

ARMはインテル方式での消費電力測定を行うと、インテル製プロセッサより数倍低消費電力であるとアピールしている。
たとえばA5プロセッサのTDPは0.5Wであるが、比較したATOMプロセッサよりCPUクロック周波数が低い。
デュアルコア版だとA9を電力優先でデザインした場合で0.5W(800MHz,4000DMIPS)、パフォーマンス優先だと1.9W(10000DMIPS,2GHz)になる。

N-07Dの電力消費量を見ると、高負荷時に於けるCPUの平均消費電力は1W程度ではないかと思う。
クロック制御が働いて1GHz前後で動作しているときの平均で0.6Wあたりか。
ここからすると、発熱や電池消費量を考えると1Wあたりが限界なのかなと思う。
勿論ピーク消費電力はもっと上にあったとしても、そこを常用するのは難しい。

   

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