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  • Posted by: F&F
  • 2012年11月29日 12:02

マルチコアCPUに大容量バッテリ、大画面と巨大化が進むAndroidスマートフォン。
先日ドコモショップでGALAXYを見たのだが、デカいなぁ。

いや、これはS3じゃないのかな、ディスプレイサイズは5インチとなっていた。
GALAXY NOTE2だと5.5インチの筈だし、5インチ版もあったかな。
CPUは4コアがスタンダードになる感じがするが、消費電力を考えるとどうなのだろう。
勿論速いほうが良いに決まっているが、コア数(ロジック規模)に消費電力は比例する。
しかしコア数に処理能力は比例しない。

ピーク性能を上げたいという思いはあるだろうが、ならばクロックを上げた方が手っ取り早い。
クロック周波数と消費電力は比例し、メモリタイミングに余裕があれば処理能力も比例する。
ただし設計が難しくなる。

2コアにしろ4コアにしても、パワーマネジメントというかパフォーマンスマネジメントが重要だ。
無駄に電力を食わせ、無駄に発熱させ、でかいバッテリで誤魔化すなんて方向は嫌だ。

RAMは1GBあれば本来は十分なのだが、ドコモの余計なものがごっそり入っているのでその分圧迫される。
といって2GBのメモリ搭載機になると、更に色々突っ込んでくるのではないかとも思う。
1GBメモリ搭載機の稼働時空きメモリが250MB前後、2GB搭載機が700MB前後である。
メモリも電力は食うので必要最小限が良いが、時代の流れとして2GBあたりがスタンダードになるだろう。

LGの秋モデルはCPUのコア数設定が出来る。
省電力にしたければ稼働コア数を減らせと言うことだ。
稼働コア数を減らし、バックライトを暗くして電池を保たせる。
しかし仕様上はマルチコアのハイパフォーマンスを謳う。
何だかなぁと思う。

   

Comments:1

風風ながれ城 Author Profile Page 2012年11月30日 22:44

最近はクロックゲーティングで必要のない部分の動作を止めたり、パワーゲーティングで電源の供給を止めてリーク電流もカットしてしまいますから、回路の規模と電力は必ずしも比例しなくなっているんですね。使用される部分だけが電力を消費する。
むしろ負荷の小さい時のために低速で省電力なコアを追加したりして、マルチコア化によって消費電力が減る場合もあります。
実際のCPUではTegra 3がこの方式ですし、Snapdragon S4 Proもコア単位でパワーゲーティングできます。
一方でクロックを上げようとするとパイプラインを深くしたり高速なトランジスタを使ったりする必要があって、これはピーク時だけでなくクロック・電圧を下げて動作させているときにも消費電力を増大させてしまうので、パフォーマンスと消費電力の両方を求められる用途にはよろしくありません。

低消費電力化とパフォーマンスの両方が求められる用途ではコア数を増やした方が有利でしょう。
問題は1スレッドのパフォーマンスが全体の速度(特に体感速度)を決めてしまう場合が少なくないことですが。

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