- 2013年1月30日 11:02
F-02EのトランシーバはSDRなのだそうだ。
アクセスネットワークテクノロジのCOSMOSと呼ばれるチップはDSPを主体としたSDRだ。
SDRとは機能をソフトウエアで実現する仕組みだ。
例えば受信帯域幅を切り替える場合に、ハードウエアでこれを行おうとするとフィルタを物理的に切り替える必要がある。
しかしDSP内でソフトウエアによりフィルタを実現しているのでれば、その定数を入れ替えれば済む。
最もSDR向きなハードウエア構成は、アンテナ端子にADコンバータが付いたものだ。
低い周波数帯でこれは実現出来るが、ADCの速度の問題があるので高周波帯ではダウンコンバータを用いる。
ADCの分解能はダイナミックレンジになり、ノイズは感度になる。
通常は感度を補いイメージなどを廃する為のフロントエンドとADCによって構成される。
ディジタル化されたデータは煮るなり焼くなり何なりとというわけだ。
これが実現したのは高速で高分解能のADCが出来た点、高速ロジックやメモリが安くなった事にもよる。
SDRでもハードウエアが使われていないわけではなく、フィルタなどはFPGAやハードロジックで実現する場合もある。
基地局の多くは従来からSDRで、なのでファームの入れ替えでW-CDMAでもLTEにでも対応出来る。
対応は出来るのだがアナログ無線部の要求仕様が異なるので、LTE用として作られたものでないとベストなパフォーマンスならない。
またLTEの場合はMIMOが必須なので、送信系が2系統要る。
ドコモはFOMAで従来から送信系を2つ持っていたから良いのだが、SBMなどは簡単にはLTE化が出来なかった。
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