- 2013年1月31日 11:02
スマートフォン用プロセッサの消費電力低減技術が模索されている。
CPUではTegra3の省電力コアを使ったもの、BigLITTLEと称される系統の違ったコアを内蔵するものなど。
一般的なCMOSデバイスの消費電力はクロック周波数に比例する。
しかし微細配線デバイスではリーク電流が無視出来ないのでクロックをゼロにしても消費電力がゼロにはならない。
そこで配線規模の小さな、つまりリーク電流の少ないコアを内蔵して切り替えるというわけだ。
デバイスの面積などを見れば決して得ではないこの方法だが、現状致し方ない部分もある。
N-07DでCPUクロックとアプリ動作を見ていると、たいした処理ではなさそうに見えてもCPUがフルクロック周波数で動く事がよくある。
こういった状況では省電力コアは働かず、ハイパフォーマンスコアに処理が渡される事になる。
アプリによっ待ち受け中のCPUクロック統計を取ってみると、最低クロック周波数で動いている時間が長いものの最高クロック周波数で動作している時間もそこそこある。
逆に少ないのは中間のクロックで動作している時間だ。
bigLITTLEの場合はA7プロセッサに(例えば待ち受け中は常に)切り替えてしまえば省電力寄りになる。
処理によってダイナミックにコア系を切り替えるとすると、重い処理が発生した場合は容易にA15プロセッサに切り替わるだろう。
Tegra3も同様なのだが、おそらくこれの省電力プロセッサでは大気中とは言えども思い処理はこなせないはずだ。
GPSでの測位だってCPUクロックが上がる位なので、どの程度の処理速度が最適なのかは難しい。
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