MNP(2)

何故iPhoneを捨ててAndroidにしたいというのか。
決してヘビーユーザでもないしマニアックな方でもない。

前回も書いたが画面の小さい事はストレスだという。
Androidを見てしまうとiPhoneの画面の狭さはいかんともしがたいというのだ。
そもそもあの画面にキーを表示させたらメール作成画面なんかこんなに小さいんですよと不満を漏らす。

もう一つは設定自由度で、iPhoneしか知らなかったときにはそれが全てだったがAndroidを見てしまうとiPhoneは不便なのだそうだ。
確かに誰にでも使えるiPhoneはらくらくスマートフォンより簡単だと思う。
設定などの画面も統一されていて、Androidではアプリごとに設定するような部分も一括して見られるようになっている。

iPhoneから離れたくない気持ちもあるようで、それは操作性の違いに戸惑わないかと言う事。
Androidは難しいよと聞かされているようで、果たして使いこなせるのだろうかと心配する。
だがiPhoneの機能に不満がある事や、使い始めて1.5年ほどになるiPhone4Sは電池の持ちがかなり悪くなっているそうだ。
それに加えてSBMの通信速度の遅さやメールの不便さにも半ば呆れている。
そこでローン残債を払ってでもSBMから、iPhoneから離れたいと考えたわけだ。
また大幅変更が噂されている時期iOSに慣れるのであれば、この際だからAndroidに行った方が良いのではないかとも言う。

隣の芝生でもないのだろうが、ちょっぴり良いものを見てしまうと気持ちは動く。
だからといってAndroidでこの方は本当に絶望しないのだろうかと、私としては不安もある。
iPhoneは出来る事は少ないが失敗も少ない。
Androidは何でも出来るが、N-07Dに見るような不出来なハードウエアもゴロゴロある。

果たしてどのモデルを買うのか、その印象はどんなものなのかは追って報告したい。
SBMからのポートアウトもスムーズに出来るのかなど、情報も貰おうと思っている。

ウチの子は逆にAndroidからiPhoneに移行した。
iPhoneという名称というかブランドのようなものに惹かれた部分もあり、本人が希望したので不満もあまり漏らさない。
しかし、これは出来ないの？あれは出来ないの？とAndroidで普通に出来た事が何故iPhoneで出来ないのかが不思議のようだ。
たぶん2年は使うのではないかと思うのだが、2年以上使う確率は低いと見ている。
iPhone＝初心者向け、Android＝知っている人向けというイメージが、彼女のプライドを少し傷つけているようでもある。