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フィット


  • Posted by: F&F
  • 2013年8月 8日 13:02

アクアより安く、アクアより低燃費を目指したというフィットハイブリッドはどのくらい売れるのだろう。
メディアなどでも、もはやカタログ燃費の差は実用燃費の差にあらず的な事も書かれている。

カタログ燃費向上には回生効率も上げたいわけで、しかしLi-ion電池は高額だ。
高価格車なら許容されるのかも知れないが、200万円以下のハイブリッド車にとってLi-ion電池は使いにくいだろう。
とは言っても時代の流れ、今更Ni-MHで設計も出来ない。
電池寿命や実容量(Ni-MHはメモリ効果などを抑制するために深放電と満充電がしにくい)、そして重量を考えるとコスト云々とばかりも言っていられない。
フィットはブルーエナジー製のコバルト-マンガン-ニッケル系Li-ion電池を搭載し、モータの定格出力放電を十分に行えるのだとか。
フィットのモータ出力は22kW、アクアは45kWなのだがアクアのバッテリでこのモータをフル駆動するだけの放電(約50C)は出来ない。
バッテリ容量自体はフィットもアクアも大差ない。
バッテリ価格上昇の分、フィットはワンモータで頑張ったと言う事だろうか。
モータ代も質量面でも得になるし、制御回路も単純化出来る。
もっともその代わり機械部分や変速機に金がかかるのだろうが、電気よりもコストダウンしやすいのかな。

おそらくトヨタもアクアのモデルサイクルで各部を見直してくる筈だ。
Li-ionバッテリに最適化した回生を行えばフィットの燃費が抜けるかも知れない。
フィットはLi-ionバッテリに合わせて回生電力を上げたと言っている。

競争が起きる事はおおいに結構なのだが、渋滞の先頭になるような車は作らないで欲しいと思う。
それこそバスやトラックにも劣る加速(アクセルを踏めばちゃんと加速するのに)では迷惑車の代名詞となる。

   

Comments:1

Coni Author Profile Page 2013年8月17日 23:16

随分前の記事ですが、気になったもので…

アクアのモーター(発電機)は2つあるのにスペック表示では一つだけ。トヨタのHVのスペック表示は変ですよね。
スペックを良く見せるために2台のモーターの合計値と思われるけど、合計値と仮定してこのパワーを
出すのは不可能かと思います。モーターのみの駆動で合計できるのは低速に限られますので…
走行時のエンジン始動時の一瞬が一番電池のパワーを使うと思いますが、その点では現バッテリー容量で
十分なんでしょうね。

>渋滞の先頭になるような車は作らないで欲しいと思う。
この時期は帰省している車なのか、このようなプリウスが目立ちました。
低速(マニュアル車の1~2速)はモーターの高トルクでサッサと加速してしまえばいいのに?
所詮HVはガソリンを燃やして走る車であることに変わらず、燃費=エンジン効率の式は変わらない。はず…

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