変わらない事

iPhone報道も落ち着いてきた。
話題が指紋センサと64Bitプロセッサに集中するのも、他に特筆すべき点が見つからないからだ。

おそらくAppleはハードウエアのパフォーマンスは求めては居ないと思う。
64Bitプロセッサにしても、それが必須の選択だったかと言えばそうではないように思える。
少なくともAndroidよりもプアなハードウエアで動作する(少なくとも今までは)iOS故に、Androidに見られるような仕様競争は不要なのだ… たぶん。

指紋センサは好まれると思う。
富士通方式と違ってボタンを指に乗せるだけで良い。
乗せるだけで良いのでそこに指紋が付くので簡単にコピーされてしまうだろうが、そんな事は関係ない。
指紋認証なんだぜというポーズが必要だし、それはクールだと言われるのだろう。

何故外観を変えなかったのか。
iPhone4から続くデザインは古くならない傑作なのか。
しかし少しばかりの冒険もしたいからiPhone5cを作った。

ディスプレイサイズはどうだろう。
大画面化を予想する人も居たわけで、それは多くの希望が含まれてもいた。
巨大化するAndroidに対する変わらぬiPhoneは、それも一理あるとは思う。
iPhoneが売れれば、もしかしたらAndroidスマートフォンが小型化に向かうかも知れない。
良いものが売れるわけではない、売れたものが良いものなのだ。

盛り上がりに欠けたiPhone5cの予約だがiPhone5sはどうなるのだろうか。
品薄が予想されており、供給量の多い事業者にユーザが流れると見る向きもある。
auからiPhoneの時に孫さんは相当な脅威を感じたと言った。
しかし実際には流出はさほどでもないと語った。
だが脅威は一時的なものではなく、じわじわとauは力を付けけSBMはMNPで負け続けた。
ドコモに関してもおそらく同様な、いや発売初期段階から相当な脅威であると考えているだろう。
しかし孫さんの事、次の一手を考えているに違いない。
ドコモがiPhoneをどれだけ売るのか、SBMの次の一手が何なのかが気になる所だ。