ドコモメール

遅れに遅れたドコモメール、予定では今月24日にサービスが開始される。
今時保存容量が1GBでは(画像添付などを考えると)決して十分とは言えない。

ドコモでは10年分のメールが蓄積出来るとしているが、甘いと思う。
i.softbank.jpのメールは200Mバイトしか蓄積出来ず、アクティブにメールを使う人はすぐにこれが溢れてしまう。
もっともi.softbank.jpは添付ファイルサイズも1MB制限なので、今時スクリーンショットも貼り付けられない。
spモードメールは10MBがリミットだが、それでも十分とは言えないだろう。

ドコモメールはIMPA風ではあるが独自方式だと言っていた。
いや、もしかしたらiPhone効果でスタンダードなIMAPになる可能性もあるか。
当初はIMAPに似た独自方式としていたドコモだが、最近になってIMAP対応と報道もされる。
しかしその一方ではIMAPではなくブラウザアクセスだとも言われていてよく分からない。

IMAPであれば(SMS通知のフックの問題はあるが)サードパーティ製のメーラが使える可能性も出てくる。
SMS通知は、これを使いたいだろう。
Google同期(GCM)やIMAP IDLEでは通知が遅れる場合があるからだし、無線系ネットワークの安定性に大きな影響を受ける。
ただしSMS通知では3G圏外ではメールが受信(着信通知)出来なくなる。

i.softbank.jpはSMSで通知が来るのみでメールは手動受信しなければならない。
当然ながら3G圏外では通知が来ない。
auは通知センタ方式なので、SMSが受信出来ない状態のWiFi環境のみでもメール受信が出来る。

ネットワークが安定していればIMAP IDLEやGCM(通知センタ)方式の方が良い。

家庭用WiFiルータはNATタイマが短めになっている。
メモリを早く解放しないとNATテーブルが溢れてしまうのがその原因だが、初期値が5分というのものあった。
これだとIMAP IDLEのリフレッシュを5分未満ごとに行わないと通知が切れることになり、しかし5分ごとのリフレッシュとなるとバッテリ負荷も重い。
WiFi接続時にGmail着信が遅いと言っている人の多くはこのNATタイマ問題を抱えている。

果たしていかなる通知方式を採ってくるのか、24日が楽しみでもある。