新しかった

iPhone3Gが発売開始されたのは2008年の冬だった。
当時としてはタッチパネルで全面がディスプレイになったスタイルも、操作感も新鮮だった。

今から5年前のiPhoneは十分に画期的で新しかったのである。
このタッチパネルを意識して従来型ケータイもタッチパネルを採用した。
しかしキーがあればそれでの文字入力の方がずっと便利だったわけで、タッチパネルを活かせずに終わった。

iOSは進化を続けているが基本的な部分はそう大きくは変わっていない。
つまり、5年前には十分に新しかったのである。
Windowsにしても中身は進化を遂げているがWindows95から何が変わったかというと、少なくとも見た目はそう大きくは違わない。

ではWindowsが古びてきたのかというとそうでもない。
操作性の違いでAndroidタブレットにシェアを奪われつつある感じは否めないのだが、デスクトップOSとしてのシェアは圧倒的だ。
iOSもAndrois的機能を取り入れながら進化している。

ワークステーションやMACが採用したGUIをWindowsが広く一般に広めた。
当初はCUIベースを頑なに使い続けた開発者たちも、今はGUIに慣れ親しんでいる。