モバイルバッテリ(1)

市場には様々なモバイルバッテリが溢れている。
安価なものだと5.2Ahで999円なんてものもある。

2.2Ahで499円のものがあるので18650が2本入っていると考えればさほど不思議な価格ではないが、少し怪しい。
おそらくは中国製だと思うのだが、18650が1本と砂袋1個が入っているだけかも知れない。
仕様はWeb公開されていないのだが、レビューを見るとUSBからの充電で8時間とある。
500mA出力×8時間で4Ahだから5.2Ahのバッテリはフル充電出来ないハズだ。
だがiPhoneをバッテリ残量20%から2回フル充電出来たとレポートもある。
他には発熱でラグ(敷物)が焼けたとか、不良品だったなどもあった。

現在は売られていないがAmazonでも扱いがあったようだ。
Amazonのレビューでは、2Ahのバッテリ容量のスマートフォンを満充電出来ないとかUSBコネクタが脱落したというものもあった。

モバイルバッテリが欲しかったわけではないのだが、実験ネタ用にどうかなと思ったのだ。
電池容量を正確に計るのは面倒だが、おおよその事なら測定は出来る。
DC-DCコンバータの効率とか、果たして本当に2本電池が入っているのかなど見たい気もした。

購入を踏みとどまらせたのは出力電流が0.8Aだと書かれていた事。
急速充電時には1Aまで流れようとするので0.8A出力のものだと少し充電に時間がかかるはずだ。
確かにモバイルバッテリにとっては優しいのかも知れないが、充電時間がかかるのは意外と気になる。