ブランド志向

闇雲なブランド志向というわけでもないのだろうが、しかしそれは日本人にとって大切なものなのかも知れない。
米国ではシャープよりもずっと上のブランド価値を誇るサムスンも、日本では駄目だ。

世界シェアは2割を切るiPhoneも日本では大人気である。
Appleが日本市場を大切に思い、キー操作をはじめとした入力環境を整えてくれれば更に人気は高まるだろう。
中間の偽物天国のイメージが日本には根強い。
PCで言えば台湾製は信頼性も高いし、半導体事業だってかなりのレベルにある。
サムスンも同様に電子部品業界で躍進している。
しかし日本人からすると決して一流ではない。
韓国の政策自体を疑問視する、例えば為替操作にしてもそうだし対日感情も同様だ。
露骨な反日政策や強引な政治手法は日本人を韓国嫌いにさせる。
しかし韓国の方が全て反日かと言えばそうではなく、駅のホームから転落した日本人を韓国の方が命がけで救出したことだってあった。
中国や韓国に出かけてみると分かるのだが韓国の反日感情と中国のそれは全く異なる。

しかし韓国政府や政府に近い企業の強引な営業や対応の悪さ、欲しいものは何でも強奪するが嫌なものは全部他人に押しつける姿勢は目立つ。
だがそうした手法はグローバル展開では当たり前なのかも知れず、それはソフトバンクを見ても明らかだ。

世界では半ば常識的な営業手法も日本人には馴染めない。
こうした所からサムスンのブランド力が日本では高まらず、シェアを失うことになった。
それでも一時期はドコモが押し売りをしたので何とか売れた。
サムスンは、SBMとなど付き合わずに最初からドコモとやれば良かったと発言した。
しかしそのドコモもサムスンを見放した。
ドコモ的浪花節体質と合わない部分が多すぎたようだ。

捨てられたサムスンは古巣のSBMに向かった。
しかしドコモ優位発言を決して撤回もせず謝りもせず「俺はそんな事は言っていない」を通したのだとか。