サンダンスリゾート(8)

この施設の場合、窓の向こう側はゴルフ場になっている。
ただし冬期は営業していない。

年間ポイント辺りの費用は2万円だ。
年間40ポイント使えるプランだと、最初に80万円(他にイニシャル費用が必要)を支払うことになる。
しかし昨日書いたとおり盆暮れ正月では1泊に必要なポイントが30ポイントを超える場合がある。
シーズンオフの平日のみであれば10ポイントとか15ポイントで宿泊が出来るが、それでも年に2〜3回しか泊まれない。
40ポイントプランでの総額は250万円前後(今後の値上げ分を想定した場合)になると思われる。
これで年間2〜3泊、仮に2.5泊だとすると1泊辺りの費用は3.3万円となる。

会員施設はホテルではないのでホテル並みのサービスは求められない。
食事も基本は出前か自炊だし布団を敷くのもセルフサービスだ。
5人で平日の安い時かシーズンオフに宿泊すれば1人あたりは7千円弱なので安いホテルと同程度だ。
しかし2名で利用するとかなり割高になり、ならば温泉旅館の方が良いとなる。

夏休みや冬休みでは1泊あたりの消費ポイントが30ポイントを超えるので、3連泊したいとなると100ポイント級の会員である必要がある。
これだと値上げを加味した総支払額が、30年間の権利維持で500万円を超える。

説明してくれたオネーさんも、コスト面だけではお得さは出せないと言っていた。
所有することに喜びを感じなければいけないと言うのだが、微妙だ…

リゾートブームが去った今、温泉権付きの中古別荘が300万円前後で買える。
確かに自己所有となると全てを自分で行わなければならず、その手間と費用はいったい何の為なのだと思うこともあるだろう。
自己所有にしてもサンダンスリゾートにしても、首都圏からの移動では渋滞も考えなければならない。
施設によっては送迎のある所もあるのだが、それらサービスでもホテルなどにはかなわない。