- 2014年1月27日 12:04
ソフトバンク、スマホにも「音声定額」
ITmediaの記事のタイトルである。
定額とは一定の料金で何らかのサービスを受けられるものを示す。
なのでそのままタイトルを解釈すると、これまでの準定額ではない完全定額サービスを開始したかのように読める。
しかし実際は定額でも何でもない。
1回最大3分を月間50回かけられる(Sパック)だけだ。
これを定額と、たとえSBMが主張したとしてもニュースサイトが記事タイトルにするには無理がある。
スポンサー様だからという事はあるのだろうが、あまりに酷い。
同様にパケット代に関しても「パケット定額とセットで5,980円から」としているが、こちらも定額ではない。
パケットを一定量以上使うとその後は従量課金される。
定額で使うためにはオプション料金を支払う必要があり、その場合でも定額とは言えごく低速での通信となる。
なのでパケット定額と謳うのであれば最低料金は6,280円(税込み6,594円で2GB/月まではSBM的フルスピードが出る)となる。
SBMが自社の利益のために何をどう表現しようが法に抵触しない限りは勝手だ。
この音声定額にしても"実質"と言っている。
全然実質には思えないのでJAROから指摘を受けるかも知れない。
ドコモにしても以前に触れたとおり、有料サイトと契約すれば何かが無料で貰えるものを無料だ無料だと謳っていた。
これは無料なのではなく、有料サイトと契約した時に貰えるオマケだ。
ドコモの言う無料は世間の反発が激しかったのか、それとも公的機関からお咎めがあったのか無料を謳う事をやめた。
だから営利企業が嘘や紛らわしい表現を使うのは、それが怪しい企業であれば当然とも言える。
なのでそれを監視する団体がある。
ではニュースメディアはどうなのか。
なんて書くとスポーツ新聞のタイトルだってと言われるかも知れないが、断定できない事は"?"を付けているではないか。
なのでITmediaにしても『ソフトバンク、スマホにも「音声定額」か?』とやれば良いのだ。
インプレスでは定額との誤った表現を使わずに記事としている。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20140124_632238.html
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