プラチナLTE

900MHz帯をW-CDMAで使い始めたのは失敗だったと思う。
確かに目先の圏外解消は必要だったとは思うのだが、一方で900MHz帯はルーラルエリア整備率が悪い。

建造物内の圏外対策は旧EMの1.7GHz帯に任せておいて900MHz帯はLTEで行くべきだった。
勿論今だからそう言えるわけだけど。

とは言っても他社はLTE整備まっしぐら状態であり、金がかかるから後でやると目先を見たのは駄目だ。
900MHz帯全てをLTE化するならばSBMの言うようにBTSのファームを書き換えれば済む。
これは嘘ではないが本当の事を言っている訳でもない。
W-CDMAとLTEを混在させる必要があるのでハードウエアの追加が必須になり二重投資が起きるのだ。

演説会ではCAにもVoLTEにも触れられなかった。
先の事は言わない宣言の通りなのか、先の事は言えない苦しみがあるのか。
近年希に見る地味な演説会がそんな様々な事情を物語っているようだった。
米国でも吹きまくったハッタリが全く通じずに恥ずかしい思いでもして来たのかな。

次の一大イベントはiPhone6に違いない。
発表会詣をするのかしないのか、昨年のように米国事情がと言う理由は無くなる。
SBMは機種変更需要が激減している。
機種変更するよりは他社に移動した方が得で、拘りのない人はさっさと移動を決めてしまう。
それはドコモやauでも同じなのだが、VoLTEだCAだと一般ユーザにどれほど恩恵があるのか分からない部分での足止めを行う。

通話定額はSBMも行っているが、様々な引っかけにあった人たちは見かけには騙されない賢さを身につけたかも知れない。
スマ放題の契約数も闇に葬りたくなるような、いろんな事情が渦巻いている。