- 2014年11月27日 11:09
ひょんな事から53131Aをもう一台入手する事が出来た。
入手してまずは中を見てみたのだが、何とOCXO搭載ではないか。
OCXO品番からするとOption001か010である。
Option001は中安定(2e-7)で010は高安定タイムベース(2.5e-9)と称されるものだ。
ちなみに012は超高安定(2.5e-9)となっている。
高安定と超高安定は温度偏差は上記の通り同じだが、エージングレートが異なっている。
24時間で見ると高安定が5e-10で超高安定は1e-10と違いがある。
ESG-Dのタイムベースは24時間の変化率が規定されていないが、5e-10/45dayなので53131Aの高安定度タイムベースの1.5e-8/30dayや超高安定タイムベースの3e-9/30dayよりも良好だ。
一方で温度偏差はESG-D(5e-8)の方が1桁悪い。
53131AのOCXOはDACが付いているので自動キャリブレーションが出来る。
CH1に10MHzを入力してキャリブレーションを実行すると2e-10位までの確度で自動キャリブレーションされた。
社外品だとDAC非搭載で周波数調整を多回転半固定抵抗によるものもある。
一般的には調整箇所は温度ドリフトの元になる訳で、特に半固定抵抗の温度特性は良くない。
いくら安定なOCXOだろうと、周辺回路の温度特性が悪くては何にもならない。
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