- 2015年1月30日 11:09
PDCが消えていく中で何故PHSは生き残れたのか。
一つには元々の通信速度が速かった事もあるのだが、中国でのPHSブームが支えたとも言える。
国内のPHS加入者数が減少に転じる中で中国PHS加入者数はピークで1億人にも達した。
PHSはインフラコストが安いので急速に普及したのである。
その為基地局メーカは国内よりもむしろ中国を向いていた。
中国のおかげで様々なもののコストが下がったのである。
しかしSBM参入でホワイトプランに食われ、そして中国のPHS終了で一気に厳しくなった。
当時SBMは、PHSは終了するから早めに乗り換えた方が良いと営業していた。
より高速な通信方式とPHSのインフラコストの安さを活かそうとしたXGPが企画されたが、上手くは立ち上がらなかった。
開発期間が短すぎたのである。
しかし結果としてTD-LTE化がスムーズに行えたのは皮肉な感じもする。
WILLCOMがSBMに吸収されるとTD-LTE化の道を進む事になる。
この時KDDIはXGPと言いながらTD-LTE互換にするのは(帯域割り当て条件に)違反していると反対した。
勿論後にWiMAXをTD-LTE化する時にはそんな事言いましたっけ?と忘れたふりをした。
PHSはいつまで続くのかとの話もあるのだが、M2Mの世界ではそこそこ使われている。
ただし基地局間引きの影響は無視出来ず、サービス品質の低下をもたらしている。
加入者数は再び減少に転じているようだが決して少ないわけではない。
ただし通話料金の安さを求める通話ヘビーなユーザは携帯電話各社の通話定額に走った。
余り通話をしないユーザはMVNOに逃げるとなると、PHSは微妙な位置に立たされてしまう。
PHSが30年目を迎えられるのかどうか、孫さん次第と言えばそうなる。
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