- 2015年3月24日 12:09
雑記の方でも書いているが、何台かのパワー計を使っている。
パワー計はゼロ点キャリブレートと規定入力時のパワー時のキャリブレートがある。
この規定入力時のキャリブレート範囲はモデルによってマチマチで、何でもかんでも合ってしまうと言うわけではない。
例えばキャリブレート出力とパワーセンサの間に3dBのアッテネータを入れたとする。
これでオートキャリブレートをかけると、キャリブレート範囲外だよとエラーを出すものもあれば3dBのオフセットが設定されてキャリブレート出来てしまうモデルもある。
これに気づいたのは、パワーアッテネータとセットで25Wまで測定出来るセンサをいじっていた時だった。
通常はアッテネータ込みでキャリブレートするのだが、アッテネータを外すと感度が30dB高い状態で使える。
(正確には、"使えない事はない")
だが公称30dBのアッテネータも正確に30.00dBではないのでオフセットが出る。
手元のセンサは約2dBのオフセットがあったのだが、これを手動設定しなければならないパワー計もあれば自動的にキャリブレート出来てしまうモデルもあったからだ。
ちなみにアナログメータタイプのものは手動(多回転半固定抵抗)でキャリブレートしなければならないので、2dBもオフセットがあるとその範囲を超えてしまう。
センサによってどの位オフセットがあるのかなと、センサ単体で使うタイプを測ってみた。
結果は0.048dBだけ高く表示された。
本来はオフセットファクタを入れれば0.000dBになる筈なのだが、経年変化などでずれるのかも知れない。
パワーアッテネータ込みで使う8482Bも本来であればもっとオフセットは小さいはずだ。
アッテネータの誤差だって1dB以下ではないだろうか。
オフセットエラーがあると言う事はリニアリティも狂っているかな?
と言ってもSGを相手にパワーセンサを測ったのではどちらが狂っているのか見当が付かない。
それこそ新品か、確度確認済みのパワーセンサとでも比較しないと分からないのである。
パワーセンサはそこそこ高額なものなので、さすがにバラした事は無い。
最近はUSB接続タイプもあり、これはPCと接続して使う。
センサの価格は30万円から80万円くらいだったかな。
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