シャープ

シャープは義理堅い企業である。
旧Vodafonr時代にひいきにして貰った事を忘れず、今もソフトバンクとつきあっている。

しかしソフトバンクでAndroidスマートフォンは売れない。
(最近はiPhoneもあまり売れていないから、Androidが売れないのは仕方ないが)
AQUOS CRYSTAL もタダ配り用として発売されたが、タダでもさほど売れなかった。
iPhoneだって日本仕様ではないと言った孫さんだが、日本で売るには日本仕様必須だったという事か。
スプリント向けにも売ったが、そもそもスプリントがアレだし。

ただし日本仕様がない事で海外に持って行って投げ売りする事は出来た。
海外でのシャープブランドの価値は国内よりも評価されている。
価格さえ安くすれば在庫をはく事が可能になったのはせめてもの救いかも知れない。
インドだったかパキスタンだったか忘れたが、AQUOS CRYSTALは今も売られているはずだ。

AQUOS CRYSTAL2は日本仕様を盛り込んだ。
防水やワンセグにFelicaも入れた5.2インチHD解像度、1.2GHzの4コアCPUでRAMは2GBとなっている。
販売はスピーカ抱き合わせで行われる模様だ。

AQUOS CRYSTAL XはYMでAQUOS CRYSTAL Yとして在庫処分を開始している。
こちらは日本仕様のワンセグとFelicaには対応するが防水防塵は非対応だ。
しかしコストが上がった事でAQUOS CRYSTALより更に売れない悲劇のモデルとなってしまった。
と言ったらソフトバンクではXperiaも売れていないから悲劇のモデルか。

AQUOS CRYSTAL X(=Y)は昨年冬のモデルでフレームレス構造の5.5インチFHD液晶パネルを使う。
フレームレスは見栄えは良いのだが誤タップが起きる。
要するに持つ所がないわけだ。
厚みが1cm以上あるのでその点は救いだ。

表示部カバー素材はガラスではなくアクリルだそうだ。
エッジ部分の加工性や透明度、部分強度やコストでガラス素材を凌ぐ魅力があるが高硬度とは言ってもガラスより傷つきやすい。
保護フィルムを貼るのが一般的だとすれば、表面硬度は気にするほどの事ではないかも知れない。

OSはAndroid 4.4のままである。

ソフトバンクによればAQUOS CRYSTAL YはSIMロック解除を行わないそうだ。
理由はAQUOS CRYSTAL Xの焼き直しであり、新製品ではないからとの事。
しかしソフトバンクのSIMも受け付けない。
YMのSIMではネットワークがソフトバンクと表示されるのに、だ。