- 2015年12月13日 12:08
ソフトバンクが何故1.5GHz帯をW-CDMAで使ったのか。
当時孫さんはLTEはまだ高いからだとも言っていた。
価格の問題はソフトバンクにとって大きな問題であったに違いないが、基地局ベンダの勧めもあったと思う。
HSPA+やDC化で最大42Mbpsが得られればLTEの5MHz幅の理論値である37.5Mbpsを超えられる。
低コストで最高のパフォーマンスですよと勧められれば、それに流された可能性もある。
ただDCは2つの基地局をい使うので基地局密度が通常の数倍必要になるし、周波数利用効率は半分に低下する。
実はW-CDMAでのMIMOの話もあった。
これも基地局ベンダーが売ろうとしていたのだが、拡散コードとの干渉でMIMO効率が上がらないとドコモは実験結果を公表していた。
実はHSPA+に関してもコードとの干渉があるので思ったように速度が上がらない。
そんな事もあったのだろうが、ソフトバンクはMIMOは行わなかった。
たら・ればの話にはなってしまうのだが、1.5GHz帯と900MHz帯をLTEでスタートしていればソフトバンクはLTE化に於いて他社をしのげた可能性もある。
結局初期投資はカネがかかるが、それなりのゲインも得られるというのは他の産業と同様なのだ。
価格が下がってからの導入は楽なのだがトップグループには決して追いつけない。
もちろん追いつく事が必ずしも目的ではなく、実際欧州やアジア圏ではGSMだってそこそこ使われている。
中国でGSMネットワークが急速に広まったのは、LTE化で不用になった中古設備が安価に出回ったからだ。
所が日本の市場は中国とは異なり、ハイエンド志向が強い。
3Gは過去のものであり現在はLTEだVoLTEだCAだと植え付けられる。
ソフトバンクの衰退がLTE化の遅れだけとは言えないが、ドコモやauと異なる方向を向いている事は確かだ。
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