有機ELの画面焼き付き

M02は持ち歩く時以外は画面を常にONにしている。
調べているのは有機ELの輝度低下と焼けだ。

使っていてまず気づいたのが画面の焼けである。
画面焼け、画面焼き付きと呼ばれる現象は現状ではOLED(有機EL)の宿命である。
自発光素子だが発光体が劣化する事で画面焼けが起きる。
それはその画素の発光度合いによるので、常にそこに表示されているアイコンや文字が焼き付く事になる。
有機ELの焼き付きは輝度が暗くなる事で起きるので、バックが白い場合に最も目立つ。
ただし色事に焼け度合いが異なる場合は補色で目立つ。

写真では見にくいとは思うがアイコンやウィジェットの跡がくっきりと残っている。
購入して約4ヶ月になり、その中の80%の時間同じ画面を点灯していたとすると約2,300時間だ。

こちらの方はPS VITAで同様のテストを行っている。
実験期間は2,160時間であり、M02のテスト時間に近い。

焼けの問題はAppleWatchでも言われている。
長持ちさせたければ使用時間を最小にしろと。

GALAXYでは以前から問題になっている。
同じアイコンが並ぶ場所はどうしても焼けてしまう。
劣化度合いの読み返しが出来ればソフトウエア補正も不可能では無い。
サービス拠点に専用のカメラを置いて画面を撮影し、その焼き付き度合いに応じた補正が書き込めれば良い。

インカメラを使って出来ないものだろうか。
鏡が貼られた暗箱に入れて自分自身を撮って補正する。
暗箱はGALAXYの化粧箱を兼ねている、なんてのがスマートだ。

オープンループでやるには高速処理が要るが、各画素がどんな光り方をしているかをカウントして保存しておけば良い。
各色の平均寿命のデータと照らして補正テーブルを作る。


1日平均3時間使うと2年で2千時間になる。
2年使ったら買い換えろという事ならこの焼き付き寿命でも良いわけだ。
サムスンは画面焼けに関して当社には一切の責任がないと言っている。
使ったヤツが悪い、画面焼けを防ぎたいなら使わずにしまっておけと言うのだろうか。