カーポートを建てる：なぜ平行四辺形になるのか

カーポートなど普通に組めば普通に四角いものが出来るようになっている。
平行四辺形に組む方が難しい。

毎日カーポートの組み立てをやっているであろう業者が、なぜ間違えるのか。
おそらくは奢りがあったのだろう。
部品をどんどん組み付けていく。
多少ネジが固いなと思ってもインパクトで締めていく。
ここでなぜ固いのかなと気づけばエラーは回避できるが、そんな事すら気にしなかったと思われる。
どんどん組んでいくとカーポートが完成する。
完成するようにしか完成しないので、完成検査などはしない。
完成検査をしたところで全てが合格に決まっているからだ。
エクスショップの仕事は儲からないと言っていた。
だから手早く済ませて次の工事に入りたかったに違いない。

後方のパネルが付けられない件で、そんなに突き出しているかなぁと思い寸法を測った。
こちらの要求では柱を100mm後方に移動して給湯器との干渉を避ける事だったが、工事はカーポート自体を後ろに下げている。
このため後ろへの突き出し量が大きくなったのだ。
柱の間隔は標準では3300mmで、後方の柱を100mm後ろに移動させるので柱の間隔は3400mmになるはずである。
しかし測ってみると3300mmしかない。
前方の柱も100mm後ろに下げた可能性もあるので、柱と屋根の位置関係を図ってみるとカーポートごと後ろに下げられていた。

何故こんな雑な仕事になるのか。
たかがカーポートの工事である。
これなら自分で組み立てた方がよほど良かった。
エクスショップは調査すると言うが、その日程はまだ明らかにされていない。

レーザレベラーで垂直の線をカーポートの柱に映してみた。
素晴らしく傾いている事が分かると思う。