次亜塩素酸水

ウチでは消毒用に次亜塩素酸水を使っている。
次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは似て非なるものだ。

次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)は塩素系漂白剤のアレでありアルカリ性を示す。
次亜塩素酸水(HClO)は酸性だ。
殺菌力は次亜塩素酸水が高く、次亜塩素酸ナトリウムの数倍以上とも言われる。
次亜塩素酸水の50ppm濃度のものは次亜塩素酸ナトリウム水の1000ppm濃度と同様だとか。

最近では病院内での除菌や虫歯・口臭予防などでも使われる。
口腔内の細菌粘膜を破壊して洗浄するので口腔内の清潔製を保てるのだとか。

次亜塩素酸水は余り安定な物質ではないので紫外線や高温下では分解が進む。
その一方で高温になると除菌力がアップする(分解しやすくなるから)
除菌状態ではClが取れてH2Oに戻る。
使い続けても耐性菌が出来ない事が分かっているので長期的に使い続けられる。

7月のはじめ頃に猫の耳に皮膚炎を発見した。
子猫などは皮膚が弱いので真菌によってかぶれてしまう事がある。
そしてこれは厄介な事に移る。
真菌自体はどの猫も持っているし人間にもたくさん付着しているが、免疫色の弱い子猫などの皮膚で増殖する。
するとその大量の菌が他の猫にも付くので感染する。
感染するのは子猫や老猫で、若い元気な猫は平気なのだ。

で、猫を消毒するために次亜塩素酸水を使った。
猫にそのままスプレーをかければ良い。
猫はおおいに嫌がるが、部屋に飛び散った次亜塩素酸水はそのまま部屋を殺菌する。

最初に買ったのはこれだ。
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ごく一般的なものなのだが近所のドラッグストアには置かれていなかった。
買う時には製造年月日に注意したい。
出来れば製造日から1ヶ月以内のものが良い。

次に買ったのはこれである。
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濃度が高いので薄めて使う事が出来る。
量が多いので冷暗所で保存する事にし、使う分は除菌モーリスのスプレーボトルに入れている。